MSI「Modern 13 F1M」レビュー
ビジネスマン向けにスペック同じで軽量化!日本限定のノートPCはコスパが良すぎるので外回りの営業マンにお勧めだ
ビジネス向けコスパ重視のモバイルPC
コロナ禍以降、ビジネスにおいてモバイル環境の重要性が再認識され、据え置きタイプのノートPCよりもモバイルPCに注目が集まっている。モバイルPCに求められるのは、パフォーマンスよりも低消費電力と軽量性だ。特に日本人は公共交通機関での移動が多いため、重いパソコンを持ち歩きたくないと考える傾向が強く、軽量性を重視している。
しかし、海外メーカーは性能が良ければ重量はそれなりでも需要は十分あると考えており、日本メーカーほど軽量化に注力していないのが現状だ。
そうした中、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、日本人向けに軽量化を図ったビジネスマシン「Modern」シリーズの新製品「Modern 13 F1M」を発売した。性能は従来モデルを踏襲しつつ約200gの軽量化を実現し、価格も16万円台とコストパフォーマンスに優れた本製品。さっそく試用レビューをお届けする。
日本のビジネスニーズにマッチした仕様
「Modern 13 F1M」は、グローバル市場向けに展開している同シリーズをベースに、持ち運ぶ機会の多い日本国内のビジネスユーザー向けに軽量化を施したモデルだ。サイズは308.4(W)×210.5(D)×19.9(H)mmで、重量は約1.2kg。13.3インチのフルHD液晶パネルを採用し、CPUにインテル Core 7 プロセッサー 150Uを搭載。10コア(P2+E8)/12スレッドで最大動作周波数5.4GHz、省電力性を重視していることがうかがえる。
グラフィックスは内蔵GPUの「Intel graphics」で、メモリーは32GB DDR4、ストレージは1TBのNVMe SSDを搭載する。ボディカラーはプラチナグレイのみで、天板にはMSIのロゴが刻印されており、モダンでシンプルなデザインになっている。米国MIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストを実施しており、剛性も高い設計になっている。
液晶部は片手で開閉でき、180°まで開くことが可能。キーボードはフルキー仕様で、キーストロークは1.7mm確保されている。AIコンパニオン「Copilot」へすぐアクセスできるボタンも備えており、調べ物や要約してほしい情報を素早く実行できる。
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