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GeForce RTX 50 SUPERシリーズの発表はなし

GeForce RTX 40シリーズでSmooth Motionが解禁!G-Assistは軽量化 NVIDIAのgamescom 2025発表まとめ

2025年08月19日 12時30分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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「Project G-Assist」が軽量化、プラグインの導入もラクに

 Project G-Assist(以降、G-Assistと略記)はNVIDIAの得意とするAIをゲーマーのQOL向上に役立てようというツールである。現状でもNVIDIA Appからダウンロードできるが、G-AssistはVRAMを多量に消費し、かつ応答も洗練されていないなど問題点も多い(リリース直後の検証記事:フレームレート集計に革命!?NVIDIAのAIフレームワーク「Project G-Assist」でベンチマークライターは失業する?)。

 そんなG-Assistも今回大幅に強化。まずG -AssistのコアであるSLM(小規模言語モデル)がシェイプアップされ、従来VRAM 12GB以上が必要だったハードルがVRAM 6GB以上に下がった。一部のノートPC向けやOEM向けGeForceに例外はあるものの、RTXファミリーの大多数にG-Assistが解放されたことになる。これも2025年8月19日以降に公開する予定だ。

G-Assistは学習モデルが大幅に軽量化され、VRAM容量縛りが実質的に消失した(6GB以上で利用可能)

 G-Assist成長の陰にはユーザー参加型のコミュニティーの存在がある。NVIDIAはmod.ioと協力し、G-AssistのMod(プラグイン)を導入しやすくした(専用ページ)。G-Assistに「Hey modio」と呼びかけることで、G-Assist上からプラグインが導入できるようになる。

 例えば、Lauchpadプラグインを導入すると、特定のアプリをまとめて起動するマクロのようなものを作れる。ゲーム配信前には「OBS Studio」「Discord」「Steam」などを必ず起動するようにしたい場合は、Launchpadに「ゲームモード」みたいな名前をつけて登録しておけば、「ゲームモードにしてくれ」と音声で指示するだけでアプリが起動する、といった寸法だ。

mod.ioに専用ページができたほか、G-Assistから直接mod.ioのプラグイン導入が可能になる

この例ではゲーミングというモードを作成し、4つのアプリ(Steam、Discord、VLC、Chrome)を起動するようにLaunchpadプラグインを設定している

その後、G-Assistに「ゲーミングモードをスタートしてくれ」と頼めば、先ほど登録したアプリが次々に起動する。この手の動作をするツールは昔からあるが、G-AssistはAIを活用して音声で命令できる、というところが今風なのだ

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