いまGIGABYTE”渡辺技師”が推すレシピはコレ! キラキラを魅せる小型ゲーミングPCを組もう

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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Micro ATXケースにMini-ITXマザーボードの真意は!?

 渡辺技師が推す最後のパーツは、170×170mmのコンパクトサイズにギュッと機能が詰まっているMini-ITX規格マザーボードの「B850I AORUS PRO」だ。

GIGABYTE「B850I AORUS PRO」。小型基板に必要な機能が詰め込まれている

 レシピのPCケース「C201 PANORAMIC」は、Micro ATX対応なのに、なぜMini-ITX? と思うことだろう。もちろん渡辺技師がMini-ITXマザーボードをチョイスしたのには明確なワケがある。それがMicro ATXよりも小型なMini-ITXでは、PCの内部がスッキリとした見た目になるという点だ。

MicroATXマザーボードでは、赤枠まで基板で埋まることになる。その差は一目瞭然だ

必要な機能を備え、内部をスッキリと魅せられるMini-ITXマザーボードとの組み合わせは、聞くと見るとでは大違いだ

 Mini-ITXマザーボードは、拡張スロットがビデオカード向けのx16スロットのみになるなど、拡張性はダウンするが最低限必要とする機能は備えている。

「B850I AORUS PRO」のM.2ヒートシンクにはファンが内蔵され、高速だが高発熱なPCIe5.0×4 M.2 SSDも安心して運用できる

M.2 SSDを裏面から冷やすヒートシンクを装備。両面実装の大容量M.2 SSDとの組み合わせでも放熱に問題なし

PWM 4ピンコネクターは、独自形状のコネクターから付属ケーブルで変換するようになっている。通常のマザーボードとは異なる点はあるが、必要な機能はすべて備わっているので安心だ

組み上げた渡辺技師レシピのパフォーマンスをチェック

 渡辺技師のおすすめレシピにはCPU、メモリー、ストレージが含まれていないので、それらは自由に選べる。せっかくなので、ゲームに特化した定番人気CPUの「Ryzen 7 9800X3D」などを組み合わせて、そのパフォーマンスを確かめてみた。

8コア/16スレッドで動作するRyzen 7 9800X3D。品薄は解消され、価格は8万円台前半で入手できる

CPU-Zの画面。3D V-Cacheを搭載することで、ゲーミングパフォーマンスを引き上げるRyzen 7 9800X3D

DDR5-6400駆動に対応する32GB×2 64GBのメモリーを搭載した

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 9800X3D」
(8コア/16スレッド、最大5.2GHz)
CPUクーラー GIGABYTE「AORUS WATERFORCE X II 360」
(簡易水冷、360mmサイズラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「B850I AORUS PRO」
(AMD B850、Mini-ITX)
メモリー CORSAIR「VENGEANCE RGB DDR5 DDR5-6400 64GB
(DDR5-6400、32GB×2)
ストレージ Western Digital「WD_Black SN850 NVMe SSD 2TB」
(2TB、PCI Express 4.0×4)
ビデオカード GIGABYTE「Radeon RX 9060 XT GAMING OC 16G」
(Radeon RX 9060 XT、16GB GDDR6)
PCケース GIGABYTE「C201 PANORAMIC」
(ミドルタワー、Micro ATX)
電源ユニット GIGABYTE「UD850GM PG5 V2 GP-UD850GM PG5 V2」
(850W、80PLUS GOLD)

 まずは、CPUの16スレッドがフルロードされる「CINEBENCH 2024」を実行した。すると、Multi Coreのスコアは、Ryzen 7 9800X3Dの性能を最大限に引き出せていると言える結果となった。

CINEBENCH 2024の結果

「HWiNFO64 Pro」を使用して、「CINEBENCH 2024」実行中をモニタリング。動作クロックは5GHzオーバーで推移していた

フルロード時のCPU温度も安定して性能を発揮できる温度に抑え込めている

 PC全体のパフォーマンスを計る「PCMark10」を実行すると、総合スコアは1万ポイント超えに。日常的な作業やビデオ会議などのビジネスタスクの性能を測る「Essentials」、表計算や文書作成といったオフィスアプリケーションの性能を測る「Productivity」、そして写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation」といったスコアは、いずれも推奨スコアの倍以上に達している。

 古めのテストプリセットではあるが、日常からオフィスワーク、軽い写真、動画の編集までスムーズに行なえるはずだ。

PCMark 10のスコア

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