後席だけでなく運転席も超ラグジー
疲れ知らずで運転できそう
運転席もまた豪華絢爛。運転手も長距離運転で疲れ知らず、なのでしょうと思ったり。基本的なUIはメルセデスそのものですが、豪華すぎて別のクルマのよう。ステアリングホイールまでホワイトレザーだと、手垢で黒くなりそうと心配してしまうスタッフたち。
ラゲッジを見て驚きました。まず、バックドアがとんでもなく分厚いではありませんか。これなら追突事故を受けても、大切な荷物には傷ひとつなさそうです。続いて、見た目に反して容積が少ないことに驚き。狭くなっている理由はひとつ、ボトルクーラーがあるから。それを見て寺坂さんは「ボトルクーラー、いるんですか?」と思ったとか思わなかったとか。
大柄ボディーなので取り回しが悪いと思われそうですが、実は四輪操舵なので最小回転半径は5.1mと、Cクラスセダンと同等だから驚き。とはいえ車幅が2mはあるうえに、ハンドペイントでドアパンチなどされようものなら……と思うと、駐車場は選びそうです。
タイヤはアメリカのクーパータイヤで、ホイールサイズは22インチ。日本ではなじみが薄いですが、100年以上の歴史があるブランドです。
重たいボディーを感じさせない
EVならではの走行性能
後席に座った寺坂さんはウルトララグジュアリーの世界に満喫。ドイツ車らしいやや硬質を残しながらも極上の乗り心地と相まって「今日、運転しなくていいですよね」などと言いだしたり。いやいや、寺坂さんの好きな「電気自動車+四輪駆動+SUV」の究極形態ともいえるクルマですので、試乗してください。
「やっぱり大きいですね。それにすごく力があります」とのこと。「やはり電気自動車はいいなぁ」と感心しきり。「この静かさと快適さで、東京から大阪まで行けちゃうのはすごい!」と、ウルトララグジュアリーの世界に心酔された様子。
バッテリーEVなので、車内はとても静か。ですが、その静かさが段違い。まさに浮世離れの静かさで、車内の会話がとても弾みます。乗り心地はやや硬めで、細かな段差などは拾いやすいかも。もっともこれはメルセデス全体にいえる傾向なので、マイバッハだから云々というわけではありません。
こうしてアイドルとして、おそらく初めてマイバッハを運転した人として歴史に名を残した寺坂さんは、ウルトララグジュアリーの世界を堪能してしまったのでした。浮世離れしたマイバッハの世界。ハイパフォーマンスなAMGよりも、選べるならこちらかなと思った事を正直に告白します。選べるなら、ですが。































