commissureは、マルチチャネル触覚提示システム「HaptoScala」シリーズを開発したと発表した。このシリーズは、振動および皮膚せん断の多点刺激フィードバック機能を実現し、ユーザーに革新的な触覚体験を提供するという。
「HaptoScala」シリーズは、最大1,024チャネルのアクチュエータを個別に制御し、多様な身体部位への同時多点触覚刺激を可能にする点が大きな特徴である。このシリーズには、HaptoScala V(振動刺激版)とHaptoScala S(せん断刺激版)の2種類がラインアップされている。HaptoScala Vは振動子により高い応答性と効率的な刺激の伝達を実現し、HaptoScala Sでは振動のみでは表現できない力の感覚提示が可能だという。
これらの製品は、VRコンテンツにおける全身への触覚フィードバックや建設機械の遠隔操作支援、さらにはエンターテインメントや研究用途など多岐にわたるユースケースに対応する。本システムは、触覚デバイス開発者向けのSDKと統合されるため、直感的な触覚設計とデバイス制御を両立できるとのことだ。













