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ミラーレスになってから200mmF2はなかったですね・・

世界初の製品が2つ登場!! シグマが大口径「200mm F2」と超広角「12mm F1.4」レンズを発表

2025年08月19日 14時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 シグマは8月19日に、世界初のフルサイズミラーレスカメラ用レンズ「Sigma 200mm F2 DG OS | Sports」と、APS-Cサイズ用レンズ「Sigma 12mm F1.4 DC | Contemporary」を発表した。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 価格はオープンで、SIGMAオンラインショップ価格は「200mm F2 DG OS」が55万円、「12mm F1.4 DC」が9万9000円で、ともに9月4日発売予定だ。

大口径の200mm登場
「Sigma 200mm F2 DG OS | Sports」
 

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 200mm F2 DG OSは、世界初のフルサイズミラーレス対応でF2を実現した200mm望遠単焦点レンズだ。

 フィルム一眼レフ時代にはニコンやコンタックスから200mmF2が出ていたが、現在、フルサイズミラーレス用では200mmはズームの領域で、70-200mmF2.8やF4がラインアップされており、200mmF2はなかった。

 F2を実現したことで、大きなボケと圧縮効果、精緻な描写が表現力を引き出す。対応は、ライカ、シグマ、パナソニックなどのLマウントと、ソニーのEマウント。ポートレートはもちろん、低照度かつ被写体の動きが激しい室内競技の撮影にも最適だ。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 リニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)採用の高速AFと、6.5段の手ブレ補正効果を内蔵。一般的な撮影に適している手ブレ補正モード1、モータースポーツ等の流し撮りに最適な手ブレ補正モード2を搭載。モード2においては流し撮り専用のアルゴリズム、インテリジェントOSにより、構図の横位置、縦位置を問わず、カメラを上下や斜め方向に動かした場合でも手ブレ補正が有効に働く。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 3か所に配置したAFLボタン、フォーカスモード切換えスイッチ、フォーカスリミッタースイッチ、OSスイッチ(モード1/2)、カスタムモードスイッチを搭載。外装には太陽光を吸収しづらい遮熱塗装を採用し、炎天下でもレンズの温度上昇を抑える。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 マウント接合部、マニュアルリングや、カスタムスイッチ等の操作系スイッチ、外装部の接合部などに防塵防滴構造を採用し、ゴミやホコリの侵入を防ぎ、レンズ最前面には撥水防汚コートを採用する。

 付属の三脚座TS-171は、座面を長くし、レンズとの間隔を広げることで、キャリングハンドルとしての用途を考慮し設計されている。三脚リングには90°クリックを採用しており、スムーズかつ確実なセッティングが可能。脚部はアルカスイスタイプのクランプに対応する。

 FLDガラス2枚とSLDガラス2枚を配置した14群19枚の光学設計により、軸上色収差と倍率色収差を徹底的に補正。開放絞りにおいても、画面の中心から周辺部まで高解像・高コントラストを維持した精緻な描写を提供する。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

レンズ構成:14群19枚(FLDガラス2枚、SLDガラス2枚)
画角:12.3°
絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
最小絞り:F22
最短撮影距離:170cm
最大撮影倍率:1:7.6
フィルターサイズ:φ105mm
最大径×長さ:φ118.9mm × 201mm
質量:1820g

開放F1.4の大口径超広角レンズ
「Sigma 12mm F1.4 DC | Contemporary」
 

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 APS-C用F1.4レンズにおいて最広角の12mmを実現した超広角単焦点レンズで、35mm判換算で18mmの画角に相当する。ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、キヤノンRFマウント用となる。

 シグマのContemporaryラインでは、優れた解像力と小型軽量設計の両立というコンセプトのもと、APS-C用のF1.4単焦点レンズを16mm、23mm、30mm、56mmと揃えており、今回、最広角として12mmが加わった。超広角とF1.4の明るさを活かした夜のストリートスナップや、複数人での自撮りやVlog撮影にも最適だ。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 3枚の両面非球面レンズ、2枚のSLDガラスを配置し、開放F1.4から高い光学性能を実現。サジタルコマフレアも補正されており、高い描写力が求められる星景撮影でも、画面全域で鮮明な描写を可能にしている。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 また、大口径超広角レンズでありながらも、全長69.4mm、質量225gという小型軽量設計を実現。旅行やアウトドアシーンでも気軽に持ち出せ、シューティンググリップやジンバルとの相性もいい。

 精密な制御ができるステッピングモーターで軽量なフォーカスレンズを駆動することで、高速かつ高精度なAFを実現。フォーカスブリージングも抑えた設計となっている。

 絞りリングを搭載し直感的な絞り操作が可能で、キヤノンRFマウント用ではコントロールリングを搭載し、カスタマイズに対応する。

SIGMAが世界初の「200mm F2」と「12mm F1.4」レンズを発表

 防塵防滴仕様の構造に加え、レンズ最前面には撥水防汚コートが施されている。

レンズ構成:12群14枚(SLDガラス2枚、非球面レンズ3枚)
画角:99.6°
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最小絞り:F16
最短撮影距離:17.2cm
最大撮影倍率:1:8.4
フィルターサイズ:φ62mm
最大径×長さ:φ68.0mm × 69.4mm
質量:225g

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