日立、家電部門の売却検討か　サムスンやLGなどが関心

　8月4日、日立製作所が国内白物家電部門を担う子会社、日立グローバルライフソリューションズ（GLS）の売却を検討していると国内外の複数メディアが報じた。グループ構造改革の一環として、鉄道や社会インフラ事業に経営資源を集中する狙いが背景にあるという。

　報道によれば、韓国のサムスン電子とLG電子がすでに一次入札に参加し、トルコや中国の企業も買収意向を示しているとしている。売却スケジュールとしては、2025年10月に優先交渉権を持つ企業が選定され、12月に最終落札者を決定する流れとされる。

　日立GLS広報は一部報道を受けて「弊社が公表したものではない。日立製作所ならびに弊社は企業価値向上に向けて様々な検討をしているが、決定した事実はない」とコメントしている。

 

■関連サイト

• 日立グローバルライフソリューションズ