400種類以上のデータソースに対応、「CData MCP Servers」ローンチセミナーレポート

MCPを手に入れたAIは“ビジネスを変えるゲームチェンジャー” CDataがセミナーでデモ披露

大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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経営層、営業職、開発者それぞれのMCPユースケースもデモで披露

 さらに今西氏は、「MCP Serversによって、皆さんのビジネスがどう変わるのかをご紹介したい」と、職種別の3つのAI活用デモを披露した。それぞれ経営層のマネージャー向け、営業/マーケティング担当者向け、開発者向けだ。

 たとえば経営層のマネージャー向けデモでは、ごく簡単なプロンプトで指示をするだけで、Claudeが「Google Sheets」に記録された予算データと「Salesforce」にある実績データを突き合わせ、予実管理ダッシュボードを数分程度で自動生成した。

 「ここで面白いのは、(プロンプトで)『予算データ』『実績データ』と指示したときに、具体的にどのテーブルを見ればいいのかの判断はClaude側で“よしなに”やってくれるところ。これは、CDataが各SaaSのAPIからデータを取得する際に付与している、『このオブジェクトは何か』『このカラムは何か』といったメタデータをClaudeが参照し、判断しているわけです」(今西氏)

ClaudeがGoogle SheetsとSalesforceからデータを読み出し、予実ダッシュボードを自動生成するデモ

 そのほか、営業/マーケティング向けにはRevOps(レベニューオペレーション)ダッシュボードのユースケースを、開発者向けには「Jira」に記録された製品フィードバックをClaudeに整理/要約させるユースケースを紹介した。後者の開発者向けユースケースでは、大量のフィードバックを1件ずつ読むことなく、「エンタープライズ顧客から要望の多い内容は」「解約リスクが伴う優先対応案件は」といった分析をClaudeに依頼して、簡単にインサイトを得ることができる。

 今西氏は「これらはあくまで一例であり、皆さまが抱えている問題の数だけ使い方が広がると思います」と述べたうえで、CData MCP Serverを介してAIとデータ資産をつなぐことで大きなビジネスインパクトが生まれる、ビジネスそのものを変えるゲームチェンジャーになるとまとめた。

営業/マーケティング向けの、RedOpsダッシュボードのデモ

開発者向けの、Jiraから読み出したデータに基づくインサイト分析のデモ

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