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有名写真家や映画監督と会えるのも魅力です

写真と映像で世界を狙う新人たちが大集合!! ソニー「THE NEW CREATORS」表彰式

2025年07月27日 09時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 ソニーマーケティングは7月26日に本社にて第1回「THE NEW CREATORS」の表彰式を行った。

 THE NEW CREATORSは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というソニーのPurpose(存在意義)のもと、ソニーのグループ企業4社が新しい才能を見出し、新たな創作活動を支援していくことで、クリエイターと感動の未来を共創していくことを目的として設立したアワードだ。

 年齢や経験、撮影機材に制限のないオープン形式で、写真作品の3部門、映像作品の3部門の合計6部門を設け、2024年11月18日~2025年2月10日で作品を募集した。

 審査員は写真作品が写真家・石川直樹氏、写真家・映画監督・蜷川実花氏、映像作品は映画監督・上田慎一郎氏、映像作家・大喜多正毅氏。

ソニーマーケティング株式会社 執行役員副社長 中川勝利氏が開会の挨拶とTHE NEW CREATORS の目的を解説した

写真作品グランプリ
「時間の交差」海岸砂湯
花田智浩

〈作品説明〉:100年前の大分県別府市の風景と現在の別府市を同じ場所で撮影して写真を重ね合わせました。その後、50年前の雨水であった温泉水を使い、柿渋と温泉水を使って色が変化する温泉染めを行いました。100年前の人たちが描いた未来、私たちが見る100年前の過去。現在、日本一の温泉地である別府は、温泉の過剰なくみ上げや地熱発電の開発などにより、源泉の温度が低下する事によって温泉が減少しています。天からの恵である温泉は、100年後の未来にも残っているのか?

花田智浩氏は別府の歴史を1枚の写真で表したかったと解説

映像作品グランプリ
親愛なる声へ
河合ひかる

〈作品説明〉:私は日本語しか、話すことが出来ない。一方で、私の家族は中国語しか話すことが出来ない。言葉は通じずとも私は祖父のあたたかい眼差しと声が大好きだった。彼が危篤だと聞いてからは、中国語の単語帳を書き写し、音読したり彼への手紙を中国語で書いたりしていた。単語帳に載っているのは、未知の言語であるはずが、読んでいるうちに祖父の声によって発音で再生され、懐かしさが込み上げた。単語は家族と過ごした記憶だった。彼への手紙と単語帳の内容が交差してしまった。

河合ひかる氏は祖父とコミュニケーションするために中国語を習得した体験を映像化したかったそうだ

写真作品優秀賞
旧姓へ:suzuki takuya
失桜:渡辺航

suzuki takuya氏は自分の離婚経験がこの作品を作るきっかけになった

渡辺航氏は数学科の学生で、興味をもったフィルムカメラでの多重露光での失敗でこの作品ができたと解説

写真作品入賞
巳:小寺照哉
静かなひととき:毛潔

巳の小寺照哉氏

静かなひとときの毛潔氏は欠席でした

こちらが写真作品の佳作受賞作品

佳作のみなさんも 登壇して表彰された

審査員の石川直樹氏が総評で「なぜ撮るのかという強い思いがあってこそ写真は強くなる」

ソニーマーケティングのChief Creative director 高橋卓也氏が受賞者を激励

映像作品優秀賞
Seeking sign of soil:矼由之輔
生き生きと。:上田雄太

矼由之輔氏は、ドキュメンタリーを撮らせてくれた山田さんへの感謝を述べた

上田雄太氏はこれからも生きることが素晴らしいをテーマに作品を作り続けたいと述べた

映像作品入賞
resume:小崎愛美理
春を蒔く:坪井智洋
ある息子:浪瀬聡太

小崎愛美理氏

坪井智洋氏は欠席でした

浪瀬聡太氏

こちらが、映像作品の佳作の作品です

4名の方が出席し、表彰されました

『カメラを止めるな!』でおなじみの審査員上田慎一郎氏は、自分も受賞したとき、審査員の言葉に反発心を持ったので、みなさんも自分の道を貫いてくださいと述べた

MVの巨匠、審査員の大喜多正毅氏は、AIがどんな映像を作ろうとも人が人間を描けば負けることはないと激励した

第2回「THE NEW CREATORS」の開催も決まっており、今年11月募集開始となる

賞金以外にも、ソニーグループによる支援がうけられるので、みなさんもを目指して作品を応募してくださいね

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