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デノン「DHT-S218」をレビュー

これは感激の便利さ。PCユーザーのための、生活が変わるサウンドバーの使い方

2025年08月04日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

提供: ディーアンドエムホールディングス

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手軽にいい音が楽しめるサウンドバー
テレビだけに使うのは、もったいない

 PCから出力される音にこだわりを持つ人は、かつてはそれほど多くなかった。

 普通に内蔵スピーカーで済ませてしまうか、すこしこだわって小型のUSBスピーカーをデスク脇に置くというのが、ごく一般的なスタイルだったと思う。しかし2020年代に入ってから、その状況は少しずつ変わってきている。

 その理由には、ゲーム、動画や音楽のサブスクリプションサービスの普及がある。PCは「作業用の道具」から、家庭でのエンタメをも担う存在へと、立ち位置を変え続けている。

 これに伴って、映像や音声に求められる品質も格段に上がってきている。「もっといい環境で楽しみたい」と感じるユーザーが増えるのも、自然な流れだろう。とはいっても、パソコン用スピーカーの選択肢は、いまだ限定的だ。いくつかの定番商品か、あるいはRGBエフェクトのついたゲーミング用商品などがスタンダード。

デノンの「DHT-S218」は、原音特化の「ピュアモード」を備えた音質重視のサウンドバーだ

両端のバスレフポートが特徴的。低域の豊かさも、DHT-S218の特徴だ

 それより上の音質を求めるとなると、アンプなどに接続して、好みのスピーカーと組み合わせるという方法もあるが、そこまですると、“玄人向けの世界”に近づき、ハードルは一気に上がる。

 ここで浮かび上がってくるのが、「サウンドバー」という存在だ。サウンドバーは、もともとテレビと組み合わせる用途で発展してきたジャンルだが、HDMIや光デジタルといった入力端子を持ち、設置もシンプルという特徴を持つ。PCと組み合わせるというのも“意外とアリ”……なのではないか?

 いや、“完全にアリ”だろう! さっそく遊んでみる。

この手軽さと音質、価格以上の価値
デノン「DHT-S218」

 今回手に取ったのはデノンの「DHT-S218」というモデル。

 量販店などでもかなりの売れ行きを誇っているサウンドバーのひとつで、老舗オーディオメーカーならでは「すごさ」を存分に味わえるモデルだ。

 何がすごいのかって。DHT-S218は、同社のサウンドマスターとして、高級オーディオのサウンドチューニングなども手がける山内慎一氏がサウンド面を監修し「本当にいい音」を追い求めたモデルなのだ。

 このジャンルを追っている人ならご存じかもしれないが、このモデルは、2019年発売の「DHT-S216」、2022年発売の「DHT-S217」と進化を重ねてきたシリーズの3世代目。

 すでに完成度の高かった前モデルを磨き上げるように、より音の世界に浸れる徹底的なサウンドチューニングを施している。「本物のオーディオ品質のサウンドバー」という路線のまま熟成を重ね、さらに完成度を高めたモデルだといえるだろう。

DHT-S218の主なスペック

端子類:HDMI入力、HDMI出力(eARC/ARC/CEC/VRR/ALLM対応)、光デジタル入力、3.5mmステレオミニジャック、サブウーファー出力端子、USB端子(サービス用)

対応音声フォーマット:Dolby Atmos、Dolby TrueHD、 Dolby Digital Plus、Dolby Digital、 MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM(最大7.1ch)

サウンドモード:Pureモード、Movieモード、Musicモード、Nightモード

ダイアログエンハンサー:3段階

Bluetooth規格:Bluetooth 5.3、SBC、LC3(LE Audio)、マルチポイント対応

ドライバー構成:25mmツイーター×2、90mm×45mm楕円形ミッドレンジ×2、75mmサブウーファー×2

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