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モバイルバッテリーって、なんて略せば通じる? 「モババ」「モバブ」に「モバテリ」!?

2025年07月23日 18時20分更新

文● 二子/ASCII

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本質的にリスクを持っているモバイルバッテリー
使う側の意識、正しい使い方も必要

 スマホのバッテリー切れが防げる便利な道具として、すっかり社会に定着したモバイルバッテリー。

 一方で、リチウムイオンバッテリーのエネルギー密度の高さ、過放電・充電や衝撃への弱さといった要素から、製品の設計・製造、ユーザーの使い方の問題などにより、発火を始めとする危険なトラブルが生じやすいのも確か。ユーザーは本質的なリスクへの意識を持つことや、正しい製品選びや廃棄といった行動をする必要がある。

モバイルバッテリー

ゴミ処理場で事故が相次いだことから、東京都では正しい廃棄を呼びかけているが、より公的なレベルでの廃棄やリサイクルのシステム構築もそろそろ検討が必要な段階だろう

AIですら安定しないモバイルバッテリーの一般的な略称

 と、真面目な話はさておいて、このモバイルバッテリー、案外“略称”が定着していないデジタル機器の1つではある。というわけで、「モバイルバッテリーの一般的な略称は何?」と主要AIに聞いた。

・Gemini:「モバブ」、「モバ充」が使われることも
・ChatGPT:「モバブ」、少数派として「モババ」
・Copilot:(若者中心に)「モババ」、もしくは「モバブ」

とのこと。

 「モバブ」が微差で判定勝利のようだが、“ブ”がどこから来たのか、由来を知らない人にはわからない。これはモバイルバッテリー黎明期に三洋電機から「eneloop mobile booster」という製品がリリースされていたため。元の製品は販売終了されたのに略称は残ったというわけだ。

モバイルバッテリー

これが“本物”のモバブ

ちなみに12年前から略称の問題は大差なかった
全然普及していない「モバテリ」!?

 ちなみにASCII.jpではなんと12年前の2013年の時点で、「アスキースマホ総研」(オリジナルメンバー)が、この問題を紹介している(「電池切れなんか怖くない! スマホ総研流節電道!」)。

スピーディー 比較的一般的な「モバブ」じゃあ特定の商品名の略称だしね。「モババ」じゃマラソン選手みたいだし、「モバテリ」は照り焼きのハンバーガーみたいで、正直どれもイマイチじゃない?

(中略)

カリー じゃあ、まだ普及していない「モバテリ」にしましょう! スマホ総研のモバイルバッテリーの略称はモバテリです。これを流行させて、スマホ総研発祥ということにして、知名度をアップですよ!

 「モバテリ」はまったく普及していないじゃないか! というのはともかく、12年経っても大きく変わらないモバイルバッテリーの略称の状況。あと12年後も大きく変わっていないような気がするということで、記事を締めたい。

モバイルバッテリー

モバテリは多分今後も普及しません……


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