本質的にリスクを持っているモバイルバッテリー
使う側の意識、正しい使い方も必要
スマホのバッテリー切れが防げる便利な道具として、すっかり社会に定着したモバイルバッテリー。
一方で、リチウムイオンバッテリーのエネルギー密度の高さ、過放電・充電や衝撃への弱さといった要素から、製品の設計・製造、ユーザーの使い方の問題などにより、発火を始めとする危険なトラブルが生じやすいのも確か。ユーザーは本質的なリスクへの意識を持つことや、正しい製品選びや廃棄といった行動をする必要がある。
AIですら安定しないモバイルバッテリーの一般的な略称
と、真面目な話はさておいて、このモバイルバッテリー、案外“略称”が定着していないデジタル機器の1つではある。というわけで、「モバイルバッテリーの一般的な略称は何?」と主要AIに聞いた。
・Gemini:「モバブ」、「モバ充」が使われることも
・ChatGPT:「モバブ」、少数派として「モババ」
・Copilot:(若者中心に)「モババ」、もしくは「モバブ」
とのこと。
「モバブ」が微差で判定勝利のようだが、“ブ”がどこから来たのか、由来を知らない人にはわからない。これはモバイルバッテリー黎明期に三洋電機から「eneloop mobile booster」という製品がリリースされていたため。元の製品は販売終了されたのに略称は残ったというわけだ。
ちなみに12年前から略称の問題は大差なかった
全然普及していない「モバテリ」!?
ちなみにASCII.jpではなんと12年前の2013年の時点で、「アスキースマホ総研」(オリジナルメンバー)が、この問題を紹介している(「電池切れなんか怖くない! スマホ総研流節電道!」)。
スピーディー 比較的一般的な「モバブ」じゃあ特定の商品名の略称だしね。「モババ」じゃマラソン選手みたいだし、「モバテリ」は照り焼きのハンバーガーみたいで、正直どれもイマイチじゃない?
(中略)
カリー じゃあ、まだ普及していない「モバテリ」にしましょう! スマホ総研のモバイルバッテリーの略称はモバテリです。これを流行させて、スマホ総研発祥ということにして、知名度をアップですよ!
「モバテリ」はまったく普及していないじゃないか! というのはともかく、12年経っても大きく変わらないモバイルバッテリーの略称の状況。あと12年後も大きく変わっていないような気がするということで、記事を締めたい。












