Silent-Master NEO Z890をレビュー
RTX 5070&265Kで超静かなゲーミングPC、FF14/モンハンワイルズ/黒神話:悟空は4Kで遊べるの?
2025年07月21日 10時00分更新
「超高」以上の画質ならWQHDが最適の黒神話:悟空
美麗なグラフィックが魅力のアクションRPG「黒神話:悟空」のベンチマークツール(以下、黒神話ベンチマーク)も試してみよう。画質はプリセットの「最高」、解像度はWQHDから探ってみた。
デフォルトでは、スーパー解像度が「DLSS」、サンプリング解像度が「50」、フレーム生成が「ON」になっていたので、そのまま採用。フルレイトレーシングレベルは「超高」に変更し、プリセットの画質レベルは「最高」とした。
結果は、95パーセンタイルのフレームレートで91fpsと十分遊べるレベル。もう少し画質を落とさなければ、快適プレイは遠いかなとも思ったが、問題なく遊べる性能だった。
ちなみに、もう少し余裕が欲しいのであれば、画質レベルを「超高」に落としてみるのもいいだろう。「超高」時なら、95パーセンタイルのフレームレートは101fpsまで上がる。
なお、さらなる高画質化を狙うには、サンプリング解像度を「100」にするという手があるので試してみた。とはいえ、処理がかなり重くなるので、画質レベルは「超高」に落とした。
95パーセンタイルで43fpsと、フレームレートが激減。いくら画質レベルを落としたとはいえ、DLSSによるアップスケーリングなしでは厳しい戦いだった。画質レベルを下げれば多少は改善するだろうが、それでは本末転倒だ。そこで、DLSSのサンプリング解像度を「75」にした場合はどうなるのか試してみた。
95パーセンタイルのフレームレートは73fpsまで上昇し、十分ゲームが遊べるレベルに回復。DLSSのサンプリング解像度を上げて、細部のディテールにこだわりたいなら、ここがラインかもしれない。
ちなみに、4Kでも試してみたが、画質レベルを「超高」、サンプリング解像度「50」にしても、95パーセンタイルのフレームレートは56fpsと物足りない結果に。
フルレイトレーシングを「超高」から落とせばなんとか遊べるレベルになりそうだが、ゲームのウリである美麗なグラフィックはなるべく損ねたくない。素直にWQHDで遊ぶほうが良さそうだ。
まとめ:鉄板静音ゲーミングPCにRTX 50シリーズという新風
PC選びでは、少しでも安く高性能なモデルが欲しいという心理が働く。特に高価なビデオカードを搭載するゲーミングPCならなおさらだろう。そのため、単純にそのCPUとGPUの組み合わせで最安のモデルをコスパが良いものと思われがちだ。
しかし、よく考えてみてほしい。PCの買い替え頻度は5~7年が一般的。いくら安くともうるさかったり、メンテンナンスがしづらく性能が低下しやすいモデルは、長期的に見るとコスパが悪かったなんてことになるかもしれない。
静音性やメンテナンス性など、目に見えづらいストロングポイントは案外大事なのだ。もちろん、そのぶん高価になりがちだが、例えば最安モデルから3万円高くとも5年使えば、1ヵ月あたり約500円の追加出費で済む。
今まで少しでもPCの動作音で嫌な思いをしたことがある人なら、静音PCの価値は理解できるはず。同居人がいる人なら特に同意を得られそうだ。ゲーミングPCは欲しいけれど騒音が……と悩んでいるなら、Silent-Master NEO Z890
を選んで損はないだろう。
なお、現在は「サイコム サマーキャンペーン 2025
」開催中なので、Silent-Master NEO Z890の標準構成価格は31万5440円となる。本稿で紹介したカスタマイズ構成でも37万1970円とお買い得なので、ぜひこの機会をお見逃しなく
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