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ポータブルオーディオ関連イベント:ポタフェス&ヘッドフォン祭 第5回

ポタフェス 2025夏 秋葉原開催、会場で見つけた新製品、気になる製品!

2025年07月19日 10時00分更新

文● ASCII

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シンプルかつゴージャス! 金色に光るIntium

 ミックスウェーブのブースでは、ケーブルブランドBeat Audioが手がけるイヤホン「Initium(仮称)」が登場。参考出品で開発途中とのことだが、ゴールドの美しい筐体で勝つスリムな筐体になっており装着感も良さそうだ。

「Intium(仮称)」

 BA1基のシンプルな構成で、ケーブルの音の違いなども把握しやすいだろう。装着しているケーブルにもこだわりが感じられた。発売時期などは未定となっている。また、MMCX端子を2pinに変換するケーブルも用意されていた。

MMCXを2pinに変換するショートケーブルも用意されていた。

 また、同じミックスウェーブが扱うCampfire Audioからは、USB DAC「Relay」も展示。AKMのDAC(AK4493SEQ)を内蔵しており、3.5mmと4.4mmの出力を備える。スマートフォンに接続するとロゴが赤く光る。価格や発売時期などは未定だ。

Campfire Audio「Relay」

NUARLはMEMS搭載のオープンイヤーを開発中

 NUARLのブースでは、MEMSスピーカーを使用したオープンイヤーイヤホンνClip「X033(仮称)」が登場。装着方法はイヤーカフ式で、完全ワイヤレス型となっている。人気のオープンイヤー型だが、MEMSスピーカーとダイナミック型のハイブリッド構成の機種というのは今のところレア。LDACコーデックにも対応するなど高音質設計になっているということで期待が持てそうだ。

NUARLが開発中のMEMSドライバー採用オープンイヤーイヤホン。

参考出品でデモはしていなかったが、xMEMSのドライバーが採用されていて、LDACなどハイレゾワイヤレス規格にも対応するという。

展示が急遽取りやめになったガラス振動板ヘッドホン

 ヘッドホン関連では、振動板にガラスを使用したSIVGAのヘッドホンが興味深かった。01Diverseのブースで展示されている試作機で日本電気硝子の“超薄板ガラス”を振動板に使った50mm径のドライバーを使用している。SIVGAというと、ガラスの平面振動板を使ったイヤホン「Que UTG」が話題になっている。これをさらに大口径にしたものとなるが、強度の確保とそれに合わせた音質のチューニングがなかなか難しいということだった。特に振動板の厚さは薄いと割れやすく、厚いと特性が出しにくいということで、低域再生など会場で色々意見を聞きながら改善を加えていくとのことだった。

ガラスの平面振動板を使ったSIVGAの試作ヘッドホン。

完全ワイヤレスが有線イヤホンに変わる

 Acoustuneブランドのイヤホンを扱っているピクセルは、完全ワイヤレスイヤホン「HSX1001 Jin -迅-」の新オプションとなるC:03とM:02を展示していた。

C:03とM:02を組み合わせたところ。この状態だと有線イヤホンにしか見えないが、元は完全ワイヤレスのHSX1001 Jin -迅-である。

 Acoustuneのイヤホンは一般的なイヤホンにはないモジュラー構造を採用。素材やドライバーなどが異なるモジュールに交換することで音の変化を楽しめるのが特徴。完全ワイヤレス機でも音に関わる部分と通信に関係するワイヤレスモジュールの部分を分けている。モジュールを取り外して交換することで機能や音を変えられるのがポイントなのだ。

 C:03は筐体に洋白(ジャーマンシルバー)を用いた音響チェンバーで、標準の「C:01」など既存のものよりも世代の新しい第4世代ミリンクスドライバーを採用している。M:02は完全ワイヤレスイヤホンを有線イヤホンとして使うためのモジュールで径が太く、4.4mmプラグを備えたケーブルが付属する。

KOTORI AUDIOのイヤホン。

 ピクセルは新規取り扱い予定のシンガポールKOTORI AUDIOの製品群も展示していた。「VAMPIRE」はBA1基の構成、「ZEPHYR」はBA+ダイナミック型の構成。さらにシングルダイナミックの開発中モデルも存在するようだ。VAMPIREとZEPYRの発売は近く、価格は1万円台後半と2万円台半ばになる見込みだという。

VAMPIREはBA1基の構成だ。

分解したパーツも展示されていた。

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