米国のPC向けOS市場でLinuxがシェアを拡大。2025年6月現在、macOSに次ぐ業界3位となっていることが、オンライン訪問者統計ツール「Statcounter」のデータからわかった。
Statcounter GlobalStatsで公開されている同ツールのデータによると、2025年6月と前年同期(2024年6月)の市場シェアはそれぞれ以下のとおり。
●PC向けOSの市場シェア(米国)
■2024年6月
1位 Windows(62.33%)
2位 OS X(24.53%)
3位 不明/unknown(4.78%)
4位 ChromeOS(4.57%)
5位 Linux(3.78%)
2024年6月のシェア(Statcounter GlobalStatsより)
■2025年6月
1位 Windows(63.2%)
2位 macOS/OS X(24.29%)
3位 Linux(5.03%)
4位 不明/unknown(4.76%)
5位 ChromeOS(2.71%)
2025年6月のシェア(Statcounter GlobalStatsより)
過去1年間で、macOS(OS X)とChromeOSのシェアが減少した一方、WindowsとLinuxのシェアは拡大している。OS不明(unknown)のシェアがほぼ横ばいであることを考慮すると、ユーザーがMacやChromeOSからWindowsまたはLinuxへ移行したと考えるのが自然だろう。
特筆すべきは、Linuxのシェアが1.25ポイント上昇していること。同じくシェアを拡大したWindowsは0.87ポイントの上昇に留まり、Linuxほどはシェアを拡大できていない。
両者の伸びに差が出た理由はわからないが、Linuxがここ数年Windows用ゲームのエミュレーション対応を強化していることや、Windows 11で比較的深刻な不具合が頻繁に発生していることが影響した可能性もありそうだ。













