警察庁は7月17日、ランサムウェアで暗号化されたファイルの復号(暗号化解除)ツールを一般公開した。対応OSはWindows。同庁のサイトからダウンロードできる。
👮日本警察による復号ツールの開発💻
— 警察庁 (@NPA_KOHO) July 17, 2025
日本警察は、#ランサムウェア Phobos/8Base によって暗号化されたデータを復号するツールを開発しました!!
どなたでも警察庁HPからダウンロードしていただけます。
▼詳細はこちら▼https://t.co/dLNEzSBDahpic.twitter.com/mCdSW63gzz
ランサムウェアは、感染したデバイスのシステムや内部データを暗号化することで、ユーザーがアクセスできないようにするタイプのコンピューターウィルス。被害者に対して暗号化の解除費用を要求する「身代金要求型」が一般的で、国内外を問わず問題視される存在だ。
警察庁が公開した復号ツールは、関東管区警察局サイバー特別捜査部が米国連邦捜査局(FBI)の協力を得て開発。すでに日本警察、FBI、欧州刑事警察機構(ユーロポール)の3機関で有意性が実証されており、ランサムウェア対策を世界規模で進める観点から、今回の一般公開に至った。
復号可能なファイルは、世界各地で少なくとも2000件の被害が確認されているランサムウェア「Phobos/8Base」によって暗号化されたもの。ただし、ファイルが破損している場合は復号することはできない。
また、復号可能な場合でも、復号後のファイルの完全性は保証されていない。













