大型のアウトディスプレーはアプリも動く
4.1型のアウトディスプレーは、カメラ部分が隠れてしまうものの、Galaxy Z Flip7の表面のほぼ前面をディスプレーとして使うことができる。カメラの横には時計やNow Barなどが表示できる。
Galaxy Z Flip6と比べて表示エリアが広がったことで、タッチ操作もよりやりやすくなっている。
カメラは全画面をプレビュー画面として利用できる。モード切り替えボタンもより余裕をもって配置できるようになり、プレビュー画面も見やすくなった。
電源ボタンの2回押しでグーグルのGeminiも起動。手のひらサイズで使えるAIスマートフォンとしても活用できる。
アウトディスプレーでアプリも動かすことができる。操作方法は設定画面のLabs(ラボ)からApps allowed on cover screen(カバー画面で許可されたアプリ)を有効にする。次の画面では標準で利用可能なアプリが表示されるため、それを有効にする。なお、「MultiStar」アプリのダウンロードでより多くのアプリケーションが動作可能だ。
すべてのアプリを動かすためには、前モデル同様「GoodLook」アプリが必要になるようだ。
アウトディスプレーでは全画面ではなく、カメラより上の部分に表示されるようだ。カメラ部分が表示エリアにかぶってしまうことのないよう、このような表示になっていると思われる。
Galaxy Z Flip7同様、OSはAndroid 16ベースのOneUIで、OSアップデートは7世代まで対応する。
インタラクティブな体験ができるアクセサリーも登場
Galaxy Z Flipシリーズにはカスタマイズ性とインタラクティブな体験を提供するアクセサリー「FlipSuite Card(フリップスーツカード)」が別売される。本体背面にNFC内蔵のカードを乗せて付属の透明ケースをはめて固定。するとホーム画面の壁紙もカードと同じ柄に変わるというものだ。
Galaxy Z Flip6にはカードにライトが内蔵され、本体に装着すると点灯するものがあった。Galaxy Z Flip7でも同様のものが提供される。
しかも、1つのカードは待受画面がピンボール柄になるが、実際にバンパー部分を指でタップしてピンボールゲームとして遊ぶことができる。ライト点灯だけではなく、ミニゲームも楽しめるのだ。
折りたたむAIスマホになった「Galaxy Z Flip7」
Galaxy Z Flip7は本体が薄くなったことで、より持ちやすい形状となった。そして閉じたときに使えるアウトディスプレーサイズが大型化し、ウィジェットやアプリの使い勝手も高まっている。特にAI機能を使うときに便利だろう。「折りたためるスマートフォン」から「AIスマートフォン」へ進化を遂げたGalaxy Z Flip7、日本での発売を心待ちにしたい。
| 「Galaxy Z Flip7」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 6.9型(カバー4.1型) |
| サイズ | 開:約166.7×75.2×6.5mm 閉:約85.5×75.2×13.7mm |
| 重量 | 188g |
| CPU | Exynos 2500 |
| メモリー | 12GB |
| ストレージ | 256/512GB |
| OS | Android 16 |
| 無線LAN | Wi-Fi 7 |
| カメラ画素数 | 50メガ標準、12メガ超広角 |
| バッテリー容量 | 4300mAh |
| 防水/防塵 | △/○(IP48) |
| 生体認証 | ○(顔、指紋) |
| ワイヤレス充電 | ○ |
| カラバリ | ジェットブラック、ブルーシャドウ、コーラルレッド(オンライン限定:ミント) |






















