グーグルは7月7日、動画共有プラットフォーム「YouTube」のトップページに表示されるロゴを、当日限定の特別デザイン「Yoodle(ユードゥル)」に変更した。今回は日本の夏の風物詩である「浴衣」をテーマにしており、本格的な夏の訪れを告げる粋な演出となっている。
イラストレーター飯尾あすか氏が描く、伝統と現代が融合した夏の夜
このYoodleを手掛けたのは、イラストレーターの飯尾あすか氏だ。YouTubeのロゴが、浴衣や朝顔、金魚、そして夜空を彩る花火といった、夏の情緒あふれるモチーフへと流れるように変化するアニメーションとなっている。飯尾氏は「皆様の夏の夜を楽しむ気持ちを、より一層盛り上げられたら嬉しいです」とコメントしている。
デザインは、綿あめや花火といった祭りのモチーフを描くことで「日本の夏らしさ」を追求。伝統的な浴衣の美しさに加え、レースの袖やポップな柄を取り入れることで、多様化する現代の浴衣の楽しみ方も表現したという。特にこだわったのは「色」とのことで、夏の夜をイメージした涼やかな色彩は、夜空に美しく映え、落ち着いた中にも華やかさが感じられる。さらに、登場人物全員のネイルにまで、夏祭りへの期待感を込めるという細やかなこだわりも光る。
YouTubeによると、2024年には日本国内で「着物」に関連する動画が3億回以上再生されるなど、多くの視聴者がその魅力に触れているという。伝統を重んじつつ、新しいファッションとして浴衣を楽しむクリエイターたちが活発なコミュニティを形成しており、今回のYoodleは、そうした文化の盛り上がりを背景に企画されたものだ。















