エレコムは7月1日、最新のサイネージサービス「掲示板NEXT」用セットトップボックス(STB)として、Windows 11 IoT Enterpriseを搭載し、無線LANに対応した小型軽量モデルの販売を開始した。
この新モデルは、価格帯に応じて通常モデルとオプション機能付きモデルの2種類が用意されており、標準価格は通常モデルが199,100円、オプション付きモデルが240,350円となっている。
新リリースのSTBは、手のひらサイズに収められたコンパクトな設計が特徴だ。Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSCがプリインストールされており、社内ネットワークへの導入が容易で、Windows 10からのアップグレードにも最適である。
さらに、高性能なグラフィック能力を活かして4K解像度のコンテンツ表示が可能であり、VESAマウントやDINレールへの取り付けにも対応している。このことにより、ディスプレイ背面や制御盤への設置が容易になるという。
さらなる特長として、温度範囲マイナス10℃~50℃に対応する広い動作環境が挙げられる。この堅牢設計は過酷な条件下でも5年以上の連続稼働を保証し、米国軍用規格MIL-STD-810Gにも準拠した高い耐衝撃性を備える。内部にはインテルのAlderLake-N世代のプロセッサーを搭載し、通信面ではIEEE802.11ac対応の無線LANを実装しているため、インターネットや社内LANへの迅速なアクセスを実現する。







