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LINEヤフーのフィッシング詐欺アンケートで驚愕の事実「半数が●●●●●を使い回している」
2025年06月14日 18時00分更新
認知率はほぼ100%だが……
LINEヤフーは、2025年6月に実施した「フィッシング詐欺に関するアンケート結果」を発表しました。フィッシング詐欺の認知率は高いものの、対策の浸透は今一歩という現状が浮かび上がっています。
それによると、フィッシング詐欺自体の認知率は97%と非常に高く、フィッシングメールやSMSを受け取ったことがあると回答した人も82%に上っています。なお、フィッシングメールに記載されているURLにアクセスしたことがあると答えた人は13%でした。
ここで言うURLは、個人情報を窃取するために詐欺師が構築した偽Webサイトを指します。フィッシングメール/SMSは、この偽Webサイトへの誘導を企図してバラまかれています。
なお、「複数のネットサービスやスマホアプリで同じパスワードを使っていますか?」という問いに、ほぼ半数にあたる48%もの人が「使っている」と答えています。
パスワードを使い回していると、自身の個人情報が漏えいした際に、複数のサービスが一気に乗っ取られてしまう恐れが出てきますので注意が必要です。また、パスキーなどパスワードを使わないログイン方法に関しては、半数以上が使っていないという結果でした。
アンケート結果概要
・「フィッシング詐欺」の認知率は97%
・フィッシングメールやSMSを受け取ったことがある人は82%
・フィッシングメール内のURLにアクセスしたことがある人は13%
・複数のネットサービスやスマホアプリで同じパスワードを使っている人は48%
・パスワードを使わないログイン方法の認知率は72%、使っている人は48%
この結果を受けてLINEヤフーは、「今後もユーザーに安全安心にサービスをご利用いただくためのさまざまな取り組みを進めていきます」としたうえで、安全にネットサービスを使うためのポイントを挙げています。
安全にネットサービスを使うためのポイント
・パスワードは使い回さない
・メールに書かれたURLにはアクセスせず、ブックマークした公式サイトや公式アプリからアクセスする
・多要素認証やパスキーを設定する

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