アップルが6月9日の「macOS Tahoe 26」発表にあわせて、開発者向けの技術文書を更新。今後、「Rosetta 2」の機能を縮小する方針を明らかにした。
Rosetta 2は、Intel Mac向けに作られたアプリをAppleシリコンMacで動作できるよう“翻訳”するシステム。Appleシリコン用のmacOSに標準搭載されており、ユーザーがIntel Mac専用アプリを起動すると、自動でAppleシリコン向けに翻訳したバイナリーを生成、起動することができる。
同社によると、Rosetta 2の全機能が実装されるのは、2026年の「macOS 27(仮称)」が最後となる予定。その後のメジャーアップデートでは、Rosetta 2の機能が制限され、古いIntel Mac向けゲームのサポートを目的としたサブセットのみを維持する方針だ。
ゲーム以外にも、DTMのようなプラグインを多く使用するアプリでは、Intel Mac時代のプラグインが更新されておらず、ユーザーがやむを得ず使用を継続している場面も少なくない。
こうしたユーザーは、今後数年間で根本的な対応を迫られることになるだろう。
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