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JBDのARTCs画質エンジンが商用化フルカラーMicroLED光導波路ARグラスに卓越したビジュアル体験をもたらす

JBD
2025年06月04日

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JBD、画質エンジン「ARTCs」がRayNeoのARグラス「RayNeo X3 Pro」に正式採用

世界をリードするMicroLEDマイクロディスプレイ企業であるJBDはこのほど、独自開発したAR光導波路グラス向けシステムレベル画質エンジン 「ARTCs」 を、RayNeo(雷鳥创新)のフラッグシップ製品 「RayNeo X3 Pro」 に本格採用し、フルカラーMicroLED光導波路ARグラスに刷新された映像体験を提供したと発表した。ARTCs画質エンジンの中核機器 ARTCs-WG はRayNeoの生産ラインに正式導入され、ARグラスの量産体制を全面的にサポートしている。
今回の協業は、ARTCsが実験検証段階から量産応用段階へと円滑に移行したことを示すだけでなく、AR近眼ディスプレイ業界に新たな成長エネルギーを注入するものでもある。




技術的ボトルネックを突破し、AR画質革命を始動

光導波路による仮想映像表示はかねてより輝度ムラや色再現の歪みといった欠陥を抱え、AR視覚体験を大きく損なってきた。この業界課題に応えるため、JBDは2024年、業界初となるAR光導波路画質補正ソリューション ARTCs と、それに対応する量産装置 ARTCs-WG を発表した。同システムは光エンジン側での処理と独自アルゴリズムにより、MicroLED光導波路ARグラスの全体輝度均一性を「<40 %」から「>80 %」へ引き上げ、色差ΔEを「>0.1」から「≈0.02」へ低減し、色歪みと粒状感を効果的に解消して光導波路表示品質を大幅に向上させた。

フルカラー光導波路ARグラスの薄型軽量設計を確保しつつ、ARTCs画質エンジンはMicroLEDマイクロディスプレイが本来備える 「高輝度・低消費電力・小型」 という利点をさらに引き出し、映像をより自然で生き生きとしたものにし、ユーザーの視覚体験を大幅に高める。