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スマホの画面が割れた! 修理するならドコモショップが絶対オススメの理由

2025年06月17日 11時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

提供: NTTドコモ

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スマホの画面割れ、そのままにしてませんか?

 スマホを落として画面が割れてしまった! という経験をしたことはないだろうか? そのまま使うのは見づらいし、ヒビでケガをするおそれもある。しかし、修理には時間やお金がかかると思い、見栄えの悪いままで使い続けている人も少なくないようだ。

モデルを務めてくれたのは「ゆみちぃ」こと寺坂ユミさん。アイドルグループ「純情のアフィリア」の一員。スマホをうっかり落としてしまうことは、よくあるそうで、即時修理という言葉に強い興味を持ったとか

店頭即時修理は最短60分!
低料金で、初期化も不要

 ドコモのスマホを使っていれば、全国のドコモショップの一部店舗で店頭即時修理ができることをご存知だろうか? 事前に予約し、故障したスマホを持っていけば、混んでいなければ最短60分で修理してもらえるのだ(Xperiaは最短120分)。1年間の保証期間内で、端末の状態によっては無料で修理可能。「ケータイ補償サービス」または「smartあんしん補償」に加入していれば、修理代金が発生する場合でも、修理代金サポートが適用され、上限額は4400円または5500円だけで済む。初期化不要なので、「LINE」のデータなどもそのままでOKだ。

 店頭即時修理を依頼できるリペアコーナーを設置したドコモショップは全国に26店舗ある。特定のメーカーの機種に対応する店舗と、複数のメーカーに対応する店舗があり、対応する機種と店舗をドコモのウェブサイトで確認することができる。

ドコモショップのリペアコーナーについては、ドコモのウェブサイトで確認できる

対象店舗や対応機種は→こちら

 店頭即時修理の対象となるのは、ディスプレイ破損、ケース破損、カメラ破損、バッテリー交換など。ただし、機種や状態によっては、預かり修理が案内される場合もある。また、電源が入らない、再起動を繰り返す、データ通信ができないといった、電源や通信にかかわる故障・症状がある場合も預かり修理だ。

 リペアコーナーの利用は、原則として事前の申し込みが必要だ。ドコモのウェブサイトで使っている機種の修理に対応する店舗を調べられ、各店舗予約サイトから予約できる。空きがあれば、当日の修理にも対応してもらえる。予約した日時には、修理してもらうスマホと本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、保証書など)を持参しよう。

各ショップのページから「店頭来店」のページに進むと、修理したいブランドを指定して予約できる。なお、店頭修理が可能な否かがわからない場合は、電話で相談することもできる

マルチメーカー対応店舗で画面割れの修理を依頼してみた

 ドコモショップでは、本当に1時間で修理してもらえるのか? 2024年12月から複数のメーカーの修理を受け付けるリペアコーナーを設置しているドコモショップ吉祥寺店を訪れた。

ドコモショップ吉祥寺店(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-8)営業時間 10:00~19:00 定休日は第2火曜

 同店では、Galaxy、AQUOS、Google Pixel、arrows、らくらくスマートフォンの修理に対応しているが、店舗によって対応端末が違うことに注意したい。たとえば、Xperiaシリーズはドコモショップ恵比寿店のみの対応になっている。

 さて、今回はゆみちぃに2021年11月に発売されたAndroid端末のディスプレイ交換を体験してもらった。数年前の機種でも対応してくれるのはありがたい。

 リペアコーナーは店舗を入って右側、すぐにわかる場所にあった。フロアのスタッフにリペアコーナーで予約していることを伝えて、リペアコーナー専用カウンターに向かえばOKだ。

リペアコーナーは店内に入ってすぐ右側にある

 スタッフから提示された用紙に名前と電話番号を記入し、修理してもらいたいスマホを渡す。スタッフから故障の状態などについて質問されるので、それに答えていく。たとえば、画面割れを直してもらうために来たが、「電池持ちも悪くなっている」と伝えると、電池の交換などが追加料金なしでできる修理を提案してもらえるそうだ。

画面が割れたスマホを渡して、修理をお願いした

自分で記入するのは名前と電話番号のみ

続いて、スタッフから「画面割れ以外に困っていることはないか?」といったことを聞かれた

 ヒアリングのあと、費用と受け取り時間が伝えらえる。今回は購入から3年以上経過していて、月額550円のケータイ補償サービスに加入していたので、修理代金は4400円に。なお、代金は毎月の利用料に合算して請求されるので、当日に支払う必要はない。

修理終了後の受け取りのためのカードが手渡された。受け取りまでの間、ゆみちぃは近くにある気になるお店を見に行っていた

 ドコモショップ吉祥寺店のリペアコーナーでは、カウンターの内側で修理が行なわれる。リペアコーナーのそばにある戸棚には、あらかじめ対応機種の修理用の部品がストックされており、修理にはメーカー純正の部品が使われ、メーカーの研修を受けたスタッフが正式な手順で作業する。メーカーの修理拠点で行なうのと同じ工程を、店内でしているのだ。

 修理専門店の一部では純正ではない部品を使って独自の手順で修理をすることもあるため、端末が元の状態に回復するとは限らない。その結果、キャリアの補償サービスの適用外となるおそれもある。安全性や安心感においても、ドコモショップのリペアコーナーにはハッキリとしたメリットがあることがわかる。

 今回お願いしたAndroid端末は画面がバキバキに割れていたが、画面は点灯し、タッチ操作もできる状態だった。ディスプレイだけを取り外すのかと思いきや、まずスマホをヒーターに載せて温められた。背面パネルを固定させている接着剤を柔らかくして、破損しないように剥がすためだという。

まずは温かいプレートの上にAndroid端末が置かれた。接着剤を柔らかくして、背面パネルをきれいに剥がすためだ

 ゆっくり10分ほど温められたあと、吸盤やヘラなども使って、背面パネルがていねいに剥がされた。Android端末は背面に指紋センサーがあるため、基板と指紋センサーを繋ぐ部品も取り外された。工程は機種によって異なるようだ。

吸盤やヘラを使って、背面パネルが剥がされる

細かい隙間にはピックが使われた。自分で開けると改造扱いになるのでやめよう

パネルの接着には、強力な両面テープが用いられているが、パネルや本体が破損することなく、きれいに剥がされた

 続いて、交換用の部品が用意された。ディスプレイだけでなく、基板を載せる土台やサイドフレームが一体となったフロントパネルのユニットを丸ごと交換するようだ。新しいフロントパネルに、画面が割れた機種から取り外した基板やカメラ、電池などを移し替えていく。小さなネジをはずしたりする、かなり細かい手作業だ。

左が新しいフロントパネルだ

修理・交換を必要としないパーツを取り外して、新しいフロントパネルに移植

 すべてを移植して、背面パネルを新しい接着材で貼り付けたら修理は完了。最後に正常に動作することが確認された。説明を受けながら修理の過程を見せてもらっても1時間かからなかった。実際、ほとんどの場合は1時間で完了するようだ。

左から、背面パネル、部品を移植した新しいフロントパネル、そして右にあるのが接着用の両面テープ

いったん外した指紋センサーの接続線を再び繋げた

背面パネルをきれいに貼り付けて完成

 約1時間後に受け取ったスマホは、正面から見れば新品そのもの。新しい機種に買い替えた気分にさえなってしまいそうだ。データを扱う部分には触れないので、「連絡先」や「LINE」のデータもそのままで、使い続けることができる。ドコモでは、万が一のトラブルに備えてデータのバックアップを取っておくことを推奨しているが、リペアコーナー担当者に聞いたところ、今までに、データが消失したといったトラブルはないとのこと。

修理されたスマホを見て、ゆみちぃも「新品みたい!」とビックリ

スマホの修理には数日かかると思っていたので、1時間で済んだことにも驚いた

【まとめ】改造扱いになってしまう街の修理屋さんより
キャリアの補償があるので安心

 リペアコーナーが設置されたドコモショップは全国に26店舗ある。そのうち10店舗が複数のメーカーに対応している。修理に対応しているのはGalaxy、AQUOS、Xperia、Google Pixel、arrows、らくらくスマートフォンの6ブランド。

待っている間に、店内でスマホケースなどのアクセサリーを見るのもいい

 各ブランドの対応機種と対応店舗はこちらの通り  →対応機種&対応店舗

 修理代金は、購入してから1年以内で、破損がない場合は無料。ただし、「ケータイ補償サービス」または「smartあんしん補償」に加入していないと、故障受付基本料と修理代金が発生する(代金は端末による)。

 購入後1年以上経っている場合など、保証適用外の場合でも「ケータイ補償サービス」「smartあんしん補償」に加入していれば、修理代金は安く抑えられる。「ケータイ補償サービス(月額550円)」、または「smartあんしん補償(月額330~605円)」に加入済みの場合は、上限4400円。「ケータイ補償サービス」で月額825円か1100円、または「smartあんしん補償」で月額825~1100円を支払っている場合は、上限5500円だ。

 なお、ahamoのユーザーも利用できるが、メーカー直販のSIMフリーモデルは対象外となる(Galaxyのみ一部の店舗で対応)。もちろん、他キャリアのスマホも対象外だ。家族や知人から譲り受けたスマホの場合は、ドコモ端末であることが確認できれば修理可能。

 ただし、「ケータイ補償サービス」や「smartあんしん補償」に加入していないと故障受付基本料が発生し、修理代金も上がる。

 店頭即時修理後に故障が発生しても、ドコモの保証があるので安心だ。

広くて明るい店内。スタッフも親切でドコモショップならではのホスピタリティだ

 最近のスマホは堅牢性に優れ、電池も長持ちする傾向にあるため、何年も快適に使いたいなら補償サービスに加入しておくのが断然オススメだ。

 ドコモショップに預けて修理を依頼する場合は、預けてから修理された端末を受け取るまでに1週間~10日程度かかることが多いという(状態によっては修理不可の場合も)。もし、自宅や職場の近くにリペアコーナーがあるドコモショップがなかったとしても、最寄りの対応店舗を探して利用するといいだろう。ドコモショップ吉祥寺店の場合、リペアコーナーを利用した人の約3割が普段から同店を利用している人で、ほかの約7割は近隣から足を延ばしてくる人だという。

最新モデルの実機に触れられるのもドコモショップの魅力だ

 リペアコーナーがあるドコモショップは商業地域にある場合が多いので、修理が終わるのを待っている間に買い物を済ませたり、食事をしたりもできる。若い世代を中心に「一時たりともスマホを手放せない」という人は多いと思うが、店頭即時修理を利用すれば、LINEやSNSができない時間をわずか1時間程度に抑えられるというわけだ。

 スマホを落とした時のキズが気になりつつ、そのまま使い続けている人や、最近電池持ちが悪くなったなぁと感じている人は、利用しないともったいないサービスだ。

スマホの修理は即時以外考えられない!

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