ゲーミングデバイスに定評があるCOUGARがCOMPUTEX TAIPEI 2025に出展。一風変わったコンセプトのPCケースを展示していた。
ケース側面から勢いよく吸気できる
ピラーレスケース「CFV235」
「CFV235」は、マザーボードおよびビデオカードがあるメインチャンバーと、電源・ストレージがあるPSUキャビンが完全に分離した構造のミドルタワーケース。マザーボードと電源ユニットの間にあるスリットからメインチャンバーにフレッシュなエアーを送り込めるのが特徴だ。
CFVはCentral Floating Ventilationの略で、横から見るとメインチャンバーが浮いているように見える。最大400mmのビデオカードを収納でき、ドライブは2台の3.5インチHDDと2+2台の2.5インチSSD(3.5インチドライブから変換)を搭載可能。発売は7~9月の予定だ。
160mmファンで前後から風を送れる
倒立式ミドルタワーケース「OmnyX」
「OmnyX」は、マザーボードを90度回転させた倒立式レイアウトを採用するミドルタワーケース。通常の倒立式ではマザーボードのI/Oパネルが天井を向くのに対し、本製品のI/Oパネルは床面を向くように設置する。つまり通常の倒立式とは180度マザーボードの向きが違うわけだ。この構造により、垂直に取り付けられたビデオカードが重力と自然に整合するため、ズレによる損傷リスクが軽減されるほか、ケーブルを底面のチャンバーに隠せるようになっている。
ケースは左右対称デザインになっており、左右2方向から挟み込むように風を送り込める。160mmファン4基を標準装備するが、120mmあるいは140mmファン4基に換装することもできる。ファンをどちら向きに設置しても最大効率で冷却できる設計で、COUGERはこれを全方向ダイナミックフローシステム(Omnidirectional Dynamic Flow System)と呼称している。




















