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アップル「iOS 19」機能を一部公開 アクセシビリティー強化

2025年05月14日 16時10分更新

文● @sumire_kon

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Appleのロゴ

 アップルは5月13日、2025年後半にリリース予定の新しいアクセシビリティ機能を発表した。

 主な新機能や追加機能は以下のとおり。

●アプリごとのアクセシビリティー対応状況の表示を追加(App Store)

 App Storeでは各アプリのページに新セクションが追加され、アプリやゲーム内のアクセシビリティー機能が一目でわかるようになる。VoiceOver、音声コントロール、大きなテキスト、十分なコントラスト、動きの軽減、キャプションなどの対応状況が表示される。

App Storeのアクセシビリティセクションのイメージ

●Mac版拡大鏡

 iPhoneとiPadで提供されていた拡大鏡機能がMacにも登場。カメラを接続すれば、周囲をズームしたり、ホワイトボードやスクリーンの文字を読みやすくしたりできる。iPhone上のContinuity CameraやUSBカメラに対応し、Desk Viewを使って文書を読み取ることも可能だ。

Mac版拡大鏡機能の利用イメージ

●Braille Access(点字支援機能)

 iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proを点字メモ帳として使える機能。

 数学や科学の授業で使われるネメス点字を使った計算機能や、点字ディスプレー上でのリアルタイムの会話文字起こしにも対応。さらに内蔵アプリランチャーを使えば、点字ディスプレーや接続したデバイスから点字入力することで、指定したアプリを起動することも可能だ。

点字機能のイメージ

●アクセシビリティーリーダー

 ディスレクシアや低視力など、さまざまな障がいをもつユーザー向けに設計された新しい読書モード。フォント、色、間隔などの広範なカスタマイズオプションがあり、テキストがさらに読みやすくする。

 別の機能やアプリからの呼び出しにも対応しており、レストランのメニューなど、現実世界のテキスト情報を扱うこともできる。

アクセシビリティーリーダーのイメージ

●Apple Watch版ライブキャプション

 耳が不自由なユーザー向けに、iPhoneがマイクで拾った音声のライブキャプションをApple Watch上で確認できるようになる。

Apple Watch版ライブキャプションのイメージ

●Apple Vision Proの視覚補助を強化

 メインカメラを使って周囲すべてを拡大表示する機能や、周囲の環境を説明したり物体を認識したりする「Live Recognition」機能を追加。

●パーソナルボイス機能の強化

 声を失うリスクのあるユーザーが、自身の声に似た合成音声を作れるパーソナルボイス機能を強化。デバイス上の機械学習やAIの進歩を活用することで、10フレーズの録音から1分未満で自然な合成音声を作成できるようになる。

●アイトラッキング機能の強化

 iPhoneやiPadでアイトラッキングを利用する際、選択操作でスイッチまたはドエル(静止)を選べるオプションを追加。

 さらにiPhone、iPad、Apple Vision Proでは、キーボードのドエルタイマー追加やスイッチ入力時の手順短縮、QuickPathの有効化といった改善を通じて、より簡単なキーボード入力を実現する。

●ヘッドトラッキング機能の追加

 アイトラッキングと同様に、頭の動きでiPhoneやiPadを制御できる機能を新たに追加。

ヘッドトラッキング機能のイメージ

ヘッドトラッキング利用中の画面のイメージ

●Brain Computer Interfaces(BCI)への対応

 重度の運動障害を持つユーザー向けに、身体的な動きなしでデバイスを制御できるBrain Computer Interfaces(BCI)に対応した新プロトコルを、iOS、iPadOS、visionOSに追加。

●乗り物酔い軽減機能をMacに拡大

 iPhoneとiPadに導入済みの乗り物酔い軽減機能をMacにも導入。
 さらに新機能として、アニメーションドットのカスタマイズも可能となる。

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