ガス検針がIoTで劇的に効率化:ソラコム「スペース蛍」次世代版の開発着手
ソラコムは5月14日、ニチガスグループ向けにガスメーターをオンライン化するIoTデバイス「スペース蛍」の次世代版の設計・開発に着手したと発表した。
ニチガスグループでは、「スペース蛍」を2020年1月から導入し、LPガスや都市ガスの需要家に設置している。現在すでに150万台以上が稼働中だ。「スペース蛍」はガスメーターのオンライン化を促進し、自動検針やリモートからの開閉栓、さらには保安データの取得を可能にするNCU(Network Control Unit)である。従来の人手による検針のリモート化により、業務コストの削減と保安の高度化を実現する。
現行デバイスでは、ソラコムのIoTプラットフォームによるSigfoxやLTE-Mといった通信規格を使用し、電池で10年間駆動する低電力消費の設計がなされている。次世代版では、既存の利便性を維持しつつ、更に低消費電力と保守性の向上を目指し、より幅広い展開が可能な設計を進めるという。