「SORACOM Flux」と「ソラカメ」の連携強化により、簡単なIoTシステム構築が実現
ソラコムは5月19日、同社の提供するIoTアプリケーションビルダー「SORACOM Flux」とクラウド型カメラサービス「ソラカメ」との連携を強化し、新たにモーション検知とサウンド検出機能を加えた新機能の提供を開始した。
SORACOM Fluxは、ブラウザ上での直感的な操作により、IoTデバイスから得られるデータを基にアクションを設計し、業務を効率化するアプリケーションを簡単に構築できるサービスである。今回の「ソラカメ」との連携強化により、カメラの映像や音声の変化をきっかけに、通知や生成AIによる分析を自動的に実行することができるようになった。これにより、イベント駆動型IoTシステムの構築がさらに容易になり、現場での導入が加速すると期待される。
「ソラカメ」は、Wi-Fiに接続するだけで利用が可能な手軽さとコストパフォーマンスの高さから、製造業や物流、小売など多くの業界で支持を得ているという。この度のアップデートでは、モーション検知とサウンド検出の機能が追加され、これらをトリガーとして動作するシステムを構築できるようになった。例えば倉庫では侵入を検知し管理者へ通知を送信するシステムや、生成AIを呼び出して画像解析を行い、テキストで報告する仕組みを作成することができる。
ソラコムは、IoT技術を利用したビジネスや社会のイノベーション推進を目指し、今後もパートナー企業との協力を通じて、より多くの現場におけるIoT活用の促進を図るとしている。