パナソニックは5月12日、ゲーミングネックスピーカー「SOUNDSLAYER」シリーズの新製品「SC-GNW30」を発表した。2.4GHz独自無線規格に加えてBluetooth接続にも対応したハイエンドモデル。また、従来モデル「SC-GNW10」のソフトを改善し、macOSでも利用できるようにした後継機種「SC-GNW10S」も発表した。こちらは2.4GHz独自無線規格のみの対応で、ハード的にはSC-GNW10と同等とのこと。
価格はともにオープンプライスで、店頭での販売価格はそれぞれ4万円/3万円前後になる見込み。発売は6月中旬を予定している。
低遅延のUSB接続に加えて、対応機器が多いBluetoothにも対応
SOUNDSLAYERシリーズはゲーマー向けのネックスピーカーということもあり、低遅延を重視した2.4GHzの独自無線方式に対応していた。ただ、伝送にはパソコンやゲーム機とUSB接続する必要があり、音が聞けるデバイスの種類が限られてしまうというデメリットもあった。
新しいSC-GNW30の送信機は、Bluetoothに加えてHDMI入力も可能となったので、テレビやスマホの音も楽しみやすくなっている。加えて、接続できるゲーム機も増え、従来は対応していなかったXboxでの利用もできるようになった。
SC-GNW30用のスマホアプリも用意されており、サウンドモードなど各種設定の変更や音声のセレクター機能が利用できる。面白いのはゲームプレイやテレビの音を聴きながら、スマホで着信した音声も聞ける「ボイスチャット」機能を備えている点だ。
また、スピーカーは4基装備しており、ゲーム機との接続では5.1chの音声を4chのリアルサラウンドで再生できるほか、2ch音声の地上デジタル放送を擬似サラウンドで聞くこともできる。
また、SC-GNW30の送信機は2台目接続にも対応しているので、同時に2台の機器で同じ音を楽しめる。深夜でも迷惑にならずに家族と映画やゲームの音を聞けるのは便利。すでにSC-GNW10を持っていて買い増しする人も従来の機器が無駄にならない。
38mm口径のドライバーをL、R、SL、SR用に4基搭載するのはSC-GNW30/SC-GNW10Sで共通。重量はともに約403gだ。SC-GNW30が対応するBluetoothコーデックはSBC、AAC、LC3に対応している。
