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【脱毛】清潔感と魅力をアップ＋衛生的

2025年05月06日 13時30分更新

文● 倉本春、ASCII編集部

【脱毛】
清潔感と魅力をアップ＋衛生的

　ムダ毛を減らす光美容器を導入すれば、濃すぎる体毛を薄くしたり、毎日のヒゲ剃りの手間軽減が可能。さらに、VIOの処理をすることで陰部の蒸れを抑えて衛生状態を保てるなど、多くのメリットがある。

自宅脱毛なら光美容器が良い理由

　家庭でのムダ毛処理方法はいろいろあるが、断然オススメなのが光美容器。カミソリやシェーバーは手軽だが、頻繁にお手入れを繰り返す必要があるうえ、肌に負担をかけがち。しかも毛の断面が鋭角に剃れるため、生えかわりにチクチクとした不快感を感じることも。

ムダ毛の処理方法はいろいろあるが、家庭での処理方法で「お手入れ頻度を減らせるようになる」のは基本的に光美容器のみ。パナソニックサイトより

　一方、除毛クリームやワックス脱毛はヒゲなどには利用できないうえ、毛が生え変わって脱毛するたびにランニングコストがかかる。そのうえ製品によってはニオイが強かったり、肌に合わないこともある。

　光美容器ならケアを繰り返すたびにムダ毛が目立たなくなり、ケアの間隔を徐々に減らせるのが魅力だ。

家庭用光美容器の仕組みと注意点

　光美容器とほかの家庭用脱毛方法との違いは「毛根を弱らせる」ことができる点。光脱毛は一般的にIPLと呼ばれる特殊な波長の光を照射するが、この光は色の濃いメラニン色素にのみ反応して熱くなる。つまり、肌にダメージを与えず、毛根のタンパク質にのみ熱ダメージを与えられるのだ。

IPL光は黒い毛根に反応。ダメージを受けた毛はすぐには抜けず、ケア後10日から2週間ほどで抜けることが多い

　毛根にダメージを受けた毛は生えかわり周期が遅くなったり、細くなる、生えにくくなるなど、徐々に目立たなくなっていく。光美容器は永久脱毛ではないが、自己処理なしで長期間ツルツルの状態をキープできる場合も。

IPL光が一番効果的なのは成長期の毛根。休止期の毛には効果がないため、何度もケアを繰り返す必要がある。パナソニックサイトより

　メリットの多い光美容器だが、注意点も多い。まず、IPLはメラニンに反応するため、長い毛が生えていると熱が分散したり肌にダメージを与えてしまう。このためIPL光照射前にはしっかりとした剃毛が必要。また、メラニンに反応する特性上、肌のトーンが濃い場合は照射パワーを抑えないと火傷のようなトラブルになる可能性がある。

　同じ理由により白髪には反応しないため、介護脱毛などを考えている場合は処理したい毛が白髪になるまえにケアする必要がある。ちなみに、人の毛は1本1本異なる「毛が成長して抜け落ちるサイクル（毛周期）」があり、毛周期によってはIPLが効かない。このため、光美容器で効果を実感するには3〜10回など複数回のケアが必要になる。

光美容器は製品によって重視するポイントが違う

　光美容器は自分が重視する機能に合わせて製品を選びたい。最初にチェックしておきたいのが使用可能範囲。実は、光美容器は製品によって使用できない部位が異なる。製品によってはヒゲやVIOへの照射が禁止されているものもあるので、購入前に目的の部位に利用可能かを必ず確認しておこう。

　できるだけ少ない回数で効果を出したい場合は、J（ジュール：熱量）数が高いほうがパワーが強く、脱毛効果を期待できる（非公開の製品もあり）。ただし、パワーが強いと肌へダメージリスクも高まる。最近は肌の色を自動検知し、肌色に合わせた照射パワーに自動調整できる製品も増えた。肌トラブルが怖い場合は、この肌色検知機能搭載製品を選ぶのも手だ。

　そのほか、光美容器は照射時に「パチン」と弾かれるような痛みが発生することもある。この痛みを軽減するにはパワーを抑えるか、ケアする部位を冷却することが有効。そこで、最近は肌と接触する照射面に冷たさを感じる素材を採用したり、ペルチェ素子で冷却しながら光を照射できる製品も多い。少しでも痛みを減らしたい人はこういった機能も確認しておこう。

　そして、意外と重要になるのが使いやすさ。特に全身をケアしたい場合は、照射部が握りやすく軽くて疲れにくいか、短い時間で連続照射ができるか、コードが邪魔にならないかなどをチェックすることをオススメする。