Core Ultra 7 265FとRadeon RX 6600を採用、マルチに活躍する1台
Core UltraとRadeon搭載、フルHD快適プレイを20万円ちょっとで! を叶えるゲーミングPCがコチラ
2025年05月09日 11時00分更新
ゲーミングパソコンは、予算に応じて段階的なエクスペリエンスを得られるのがメリットでもあり、悩みの種になる部分でもある。最低限の予算ではやはり得られる体験も限られてしまうし、かといって青天井の予算を用意できる人も限られるだろう。そういった意味では、1台20万円前後という価格帯がバランスに優れ、注目度も高いボリュームゾーンではないかと考えている。
ユニットコムが展開するゲーミングパソコンブランド「LEVEL∞M-Class」の1台、「LEVEL-M88H-265F-DPX」は、そんなゾーンにドンピシャなゲーミングパソコンだ。
LEVEL-M88H-265F-DPXはCPUにインテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)の「Core Ultra 7 265F」、GPUにAMDの「Radeon RX 6600」を搭載し、価格は21万4800円からとなっている。“20万円くらいの予算で快適なフルHDゲーミング”がコンセプトと思われる構成だ。
今回、LEVEL-M88H-265F-DPXを試す機会を得られたので、そのパフォーマンスに迫っていこうと思う。
なお、今回のレビューでは、主な構成は同じだが、少し仕様が異なる旧モデル「LEVEL-M78H-265-DPX」を採用している。LEVEL-M78H-265-DPXは、CPUにCore Ultra 7 265FではなくCore Ultra 7 265を採用。加えて、LEVEL-M88H-265F-DPXはサイドパネルがクリアで、光るRGBファンを採用しているが、LEVEL-M78H-265-DPXのファンは光らないモデルで、かつクリアパネルは採用していない。
LEVEL-M88H-265F-DPXの主なスペック | |
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CPU | Core Ultra 7 265F(2.4GHz~ブースト時最大5.3GHz)、20コア(Pコア:8、Eコア:12)/20スレッド(※試用機のCPUはCore Ultra 7 265) |
CPUクーラー | トップフロー型空冷CPUクーラー |
グラフィックス | Radeon RX 6600、GDDR6 8GB |
メモリー | 16GB(DDR5 8GB×2) |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
光学式ドライブ | なし |
チップセット | インテル B860 チップセット |
インターフェース(前面) | USB 3.0 Type-A×2、ヘッドセット端子 |
インターフェース(背面) | USB 3.2 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×3、USB 2.0 Type-A×2、HD Audio端子、1000BASE-T LANポート、HDMI×1、DisplayPort×3 |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
拡張ベイ | 3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ×2、2.5インチ内蔵ベイ×2、スリム光学式ドライブ用外部ベイ×1 |
電源 | 550W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
サイズ | およそ幅206×奥行432×高さ411mm(最大突起物除く) |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
価格 | 21万4800円 |
ソリッドなデザインでコンパクトなミニタワーゲーミングパソコン
ではまず、LEVEL-M88H-265F-DPXの筐体回りをチェックしていこう。本機のブランドLEVEL∞M-ClassのPCケースは、取り回しのいいMicro ATX規格対応のミニタワーケースで、サイズはおよそ幅206×奥行432×高さ411mm(最大突起物除く)。
カラーは全体的に黒色を基調としており、直線で構成されたソリッドなデザインが特徴だ。フロントパネルを斜めから覗くと見える赤い差し色が全体のイメージを引き締めてもいる。なお、ブラックだけでなくホワイトなケースも用意されており、好みで選択が可能だ。
またフロントパネル上部にはさりげなくスリム光学式ドライブ用のオープンベイも備える。昨今では使用機会の減ってしまった光学式ドライブだが、幅広いニーズに応えられる設計といえるだろう。
フロントインターフェースは、天面の正面向かって右前方に集約されている。前方から電源ボタン、USB 3.0 Type-A×2、ヘッドセット端子が並ぶシンプルな構成だ。電源ボタン隣にはLEDが配置され、電源投入時に白色に点灯する。
PCケース背面側のコネクタ類もシンプルな構成。マザーボード側のI/Oパネルには、USB 3.2 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×3、USB 2.0 Type-A×2 、LANポート(1000BASE-T)、HD Audioコネクタ、BIOS Flashbackボタンが並ぶ。ビデオカード側の映像出力もHDMI×1、DisplayPort×3と一般的な構成となっている。
そのほか、メンテナンスの観点から触れておきたいのが、フロントパネル裏、天面、底面に着脱可能なダストフィルターを備えているところ。ダストフィルターの掃除のしやすさは結構重要なポイントだ。
