G-Master Velox Mini B650A AMD Editionをレビュー
Radeon RX 9070でFF14も黒神話もモンハンワイルズも4Kプレイ!? 最近の小型PCってスゴイ
2025年05月01日 10時00分更新
モンスターハンターワイルズなら4Kでも快適!
最後は、大人気アクションゲーム「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークソフトを試してみよう。やや重ためのゲームだが、DLSSやFSRといったアップスケーラーが使えるので、4Kプレイも視野に入るタイトルだ。
特にRadeon RX 9070は「特効」とも言えるぐらい相性が良いので、こちらは最初から解像度を4Kに固定。まずは画質をプリセットの「ウルトラ」にして、レイトレーシングは「高」設定からテスト。なお、アップスケーラーもフレーム生成も最初から有効にしている。
スコアーは18851で、評価は上から2番目の「快適にプレイできます」。まフレームレートは平均110.75fpsと高く、間違いなく4Kで快適にプレイできると言える。あとはここからどう画質を高めていけるかだ。
というわけで、アップスケーリングモードを「クオリティ」から、より高画質な「AMD Native AA」に変更して再テストしてみた。とはいえ、さすがにレイトレーシングはオフにした。
結果はスコアーが14367、平均フレームレートが84.10fps。結構下がってしまったが、評価は「快適にプレイできます」を維持できたので、これでもまだ十分ストレスなく遊べるレベルだろう。では、フレーム生成をオフにしたらどうなるだろうか。アップスケーリングモードは「クオリティ」に戻し、レイトレーシングをオフにした状態で試してみた。
スコアーは23426と爆増し、評価は最上位の「非常に快適にプレイできます」に。しかし、平均フレームレートは68.9fpsまで下がった。これはフレーム生成を有効にするとなんらかの理由でスコアーが下がることを意味している。そして、それは平均フレームレートに直接は起因しないということだ。
それがこのベンチマークソフトのクセなのか、単に内部的にスコアーの換算方法が変わるのかは不明だが、本稿では平均フレームレートで評価したい。最後に、FSR(アップスケーリング)を使用しない場合も試してみよう。
FSRを使用しないとスコアーもフレームレートもガクッと下がってしまうが、それでも一応4Kでプレイできるレベルに留まる。フレーム生成やアップスケーラーは画質が劣化する恐れがある(一概にその画質が「悪い」とも言えない話ではあるのだが……)。妥協できるラインの画質で快適に遊べるように、細かく設定を詰めていく作業もおもしろいだろう。
まとめ:モンハンに強いRadeon RX 9700が選べる小型ゲーミングPC
以上で、G-Master Velox Mini B650A AMD Edition
のレビューは終了だ。ベンチマークの結果をご覧の通り、容量19Lの小型ゲーミングPCにおいてアッパーミドルのRadeon RX 9700搭載ビデオカードを選べる点は大きな強みと言える。
特に、「モンスターハンターワイルズ」における性能はすさまじい。今回の試用機の構成なら、わざわざ大きなタワー型PCを選ぶ必要はないとすら思える。もちろん、動画編集などのパワフルなタスクでもそれなりの性能を求めるなら話は別だが、「ゲーミングだけ」なら十分だ。
小さくてもゲームが快適に遊べ、タイトルと設定次第では4KプレイもできるPCが欲しいと考えているなら、ぜひ本機をチェックしてほしい。きっと満足のいく1台となってくれるだろう。
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