「男の美しさは、肌に出る」——河村勇輝の挑戦と、素肌のメッセージ
「SHISEIDO MEN」の新CM「選んだ道」篇が、2025年4月に公開された。資生堂が世界90の国と地域で展開するプレステージブランド「SHISEIDO」のメンズラインからの最新メッセージだ。
出演するのは、バスケットボール日本代表の司令塔・河村勇輝選手。そしてナレーションを務めるのは、俳優であり、同じくバスケに馴染みの深い広瀬すずさん。
舞台はアメリカのメンフィス。異国の地で奮闘する河村選手の姿と、彼に寄り添うように語られる言葉が、見る者の心を震わせる仕上がりだ。
SNS時代、自分らしく生きるということ
「誰かと比べず、自分の価値観を信じて生きたい」
SNSが生活の中心にある今、そんな想いを抱える人は少なくないのかもしれない。CMでは、河村選手が“選んだ道”を信じ、葛藤や不安を抱えながらも前に進む姿が映し出される。その姿は、日々何かと比べられる現代の私たちに「それでいいんだ」と語りかけてくるようだ。
自らの内なる声に耳を澄まし、信じる道を貫く——それは簡単なことではない。むしろ、孤独や不安が常につきまとう。そんな感情に寄り添うように響くのが、広瀬すずさんのナレーション。「さぁ、一本いきましょう」。このシンプルで力強い言葉は、バスケットボールの司令塔=ポイントガードが、仲間を鼓舞する際に使うフレーズ。河村選手と同じく、広瀬さんもかつてPGとしてコートを駆け抜けていた。
彼女の声が、河村選手の姿と重なり、そしてCMを見る私たち自身に向けられる。それは、現実に挑む勇気をもらえる瞬間でもある。














