冷却、静音性抜群な「WINDFORCEクーリングシステム」に注目!
ゲーム、創作、編集に没頭できる「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」
クリエイティブとゲーミング性能をベンチマークで確認
同じGPUでも、VGAクーラーの仕様でその冷却、静音パフォーマンスは異なる。「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」で最も気になる部分だが、まずは定番ベンチマークで、クリエイティブとゲーミングの基本性能をみていこう。
まずは「Adobe Premiere Pro」で実際に動画エンコードを行ない、その速度をスコア化して性能を示すUL Procyonの「Video Editing Benchmark」のスコアをみてみよう。
実使用時と同じようにGPUで処理すると、スコアは上位GPUのGeForce RTX 5080に迫る6万台後半という文句なしの高スコアを記録した。エンコードに要した時間も、H.264 フルHDで10秒台半ば、H.265 4Kで30秒台強と優秀な処理時間となっている。
続けて、AI系ベンチマークとなる「UL Procyon」の「AI Image Generation Benchmark - Stable Diffusion XL (FP16)」と、「AI Text Generation Benchmark」を実行した。
まずは1024×1024ピクセルの画像を生成する「Stable Diffusion XL (FP16)」をNVIDIA TensorRTで実行すると、RTX 5070 Tiの性能をしっかりと引き出しているスコア、生成時間となっている。
続けて、大小4つの学習モデルにそれぞれ7つのテキスト生成タスクを課して、出力されるトークン(単語)生成スピードなどから、スコアを出す「AI Text Generation Benchmark」を実行していこう。
こちらのスコアも優秀で、前世代のGeForce RTX 4080を余裕で下し、RTX 5080に迫る結果となっている。GeForce RTX 5070 TiはVRAM 16GBなのもあり、AI用途にも安心して使える。
ゲーミング性能も定番ベンチマークで確認
ここからは、ゲーミングパフォーマンスをみていこう。まずは定番ベンチマークソフトウェアの「3DMark」と「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を実行してみた。
「3DMark」は、昨今のゲームに合わせたバージョンのDirectX 12を使用する「Steel Nomad」と、レンダリング解像度が3840×2160ドットから2560×1440ドットに下がり、負荷の高いGPU処理も省略されている「Steel Nomad Lite」、そしてレイトレーシングを使った高負荷テストの「Speed Way」と「Port Royal」といった4種類のテストプリセットを実行した。
GeForce RTX 5070 Tiとして文句のないパフォーマンスで、前世代同クラスのRTX 4070 TIだけでなく、上位に位置するRTX 4080を下している。RTX 2000やRTX 3000シリーズからの買い換えでは、圧倒的なパフォーマンスアップを感じられるだろう。
実ゲームベンチマークの鉄板となっている「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を、画質「最高品質」で実行してみた。
解像度2560×1440ドットなら、余裕を持って、”非常に快適”指標の1万5000スコアは超え、ベンチマーク中の平均フレームレートは170fps台に達していた。キャラがヌルヌルと動く、高リフレッシュレート駆動に対応したゲーミングディスプレーとの組み合わせも良いだろう。
3840×2160ドット解像度も、”非常に快適”のスコアには届かなかったが、1万4000台のスコアを出しており、平均フレームレートも100fps台と、4Kプレイを狙える結果を出している。







