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檸檬堂、発売以来のフルリニューアル! 本来なら御法度の「○○レモン」を使用することで“飲み続けたい味”へ

2025年03月19日 09時00分更新

文● 新海 優(Yu Shinkai) 編集●ASCII

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リニューアルにあたり中味・パッケージも一新!

 コカ・コーラシステムは「檸檬堂」ブランドから史上初となるフルリニューアルした「檸檬堂 定番レモン」、「檸檬堂 レモン濃いめ」を新たに“二代目檸檬堂”として3月10日より全国で発売する。

 それにあたり、先日都内で行われた「新・二代目檸檬堂」体験・説明会にて、新商品を発表。“五味のバランス”と“レモンのうま味”を極めた「新・二代目檸檬堂」について、写真と共にレポートする。

「二代目檸檬堂店主」の俳優・市原隼人さん

 檸檬堂は史上最大規模のフルリニューアルに伴い、「二代目檸檬堂店主」として市原隼人さんを起用。

 市原さんらしい強くて熱い想いが込められたコンテンツを、これからも幅広く展開する予定だそう。

フルリニューアルにあたり、独自の味覚設計を採用

日本コカ・コーラ株式会社 マーケティング本部アルコール事業本部 事業本部長 福満静儀氏によるフルリニューアルの発表が行われた

「檸檬堂 定番レモン」

 ▲3月10日発売「檸檬堂 定番レモン」350ml 181円/500ml 226円

「檸檬堂 レモン濃いめ」

 ▲3月10日発売「檸檬堂 レモン濃いめ」350ml 181円/500ml 226円

 “二代目檸檬堂”となる「檸檬堂 定番レモン」は、発売以降初めて味も含めた最大規模のフルリニューアルとなった。

 およそ1年半の開発期間と100回以上の試作を重ねて完成したという新たな檸檬堂として、大きな特徴が2つ説明された。

味博士 OISSY株式会社 代表 鈴木隆一氏、和食料理人「鈴なり」 村田明彦氏も登壇し、リニューアルについてのトークセッションを実施

1、「うま味」を入れ味覚設計を大幅に進化

 まずは「五味のバランス」に着目し味覚設計を大幅に進化

 「檸檬堂」は、和食の基本の一つでもある「五味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)」のバランスに着目し、新たな味覚設計を採用。

レモンサワーに“うま味”を入れるアプローチについて語るコカ・コーラ東京研究開発センターの矢野寛明氏

 「うま味」と「塩味」で他のレモンサワーにない味わい深さを、「甘味」「酸味」「苦味」のベストバランスで後味のすっきり感を実現し、最後の一口まで爽やかに楽しめるよう仕上げているという。

2、加熱したレモンを使用する独自製法

 続いては、レモンを熱する独自製法で引き出す“うま味”

 新しい檸檬堂には加熱したレモンから抽出したレモンピールエキスを隠し味として使用し、レモン本来のうま味を最大限に引き出している。

 レモンを熱する独自製法で抽出したレモンのうま味成分と香りを加えることで深みのある味わいを実現し、食事と一緒に楽しめる飲みやすさを追求しているそうだ。

 コカ・コーラ東京研究開発センターの矢野寛明氏は「檸檬堂をさらにおいしくリニューアルするために時間をかけて試行錯誤した結果、“加熱したレモンを使う”ことにたどり着いた。

 通常、レモンはさわやかでフレッシュな香りが求められていることから、加熱することで香りが消えてしまうため本来ならご法度。しかし研究を重ねていくうちに、レモンを加熱することで奥深い味が引き出せることに気づきました」と語る。

「生レモン」と「加熱したレモン」それぞれをかけて食材を味わってみる

 実際に「生レモン」と「加熱したレモン」で食材を味わうテイスティングも実施。これが驚きで、「加熱したレモン」はまろやかさが段違いだった。

食のプロたちによる試飲も行われた

 登壇者の方々も実際に「新・二代目檸檬堂」を試飲。

気になる「味博士」鈴木氏の評価

 鈴木氏は「主張しすぎず、ちょうど良いうま味が感じられる」と、「味博士」ならではの感想を展開。

初代も好きで飲んでいたという村田氏は、二代目も絶賛

 村田氏は「初代も好きな味だった。しかし二代目はさらに角がとれてマイルドになったと感じる。これ、ずっと飲んでいたいですね」と絶賛。

違いは飲み比べるとよくわかった

 わたしたちメディアもさっそく試飲。飲み比べることで、二代目のまろやかさがよくわかる。

今後のフレーバー展開にも期待

檸檬堂らしさはそのままに、パッケージもリニューアル

 今回のリニューアルでは「檸檬堂」の世界観を保ちながら現代的な「和モダン」デザインへと刷新。伝統的な和の美しさとモダンなエッセンスを融合させ、手作り感のあるクラフト要素を取り入れつつ、独自の魅力を際立たせたデザインに仕上げているという。

  また「甘くない檸檬堂 無糖レモン5%」および「甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち7%」もパッケージデザインを刷新している。

 最後には、福満氏より「今後、初代のようにさまざまなフレーバーでの展開も考えている」といった話も。うま塩やはちみつ、ご当地限定、季節限定などといったフレーバーなどにも期待して良さそうだ。

檸檬堂が大好きだから
正直驚いた今回のリニューアル

スタジオに積まれた檸檬堂。これくらい飲みたいな

 筆者は、発売当初から檸檬堂が大好き。これまでにさまざまなフレーバーを飲んできた。

 普段の食事にはもちろん、家飲みにも欠かせない檸檬堂。限定フレーバーが出れば試すし、うちわりでアレンジして楽しんだり。

飲み比べ、楽しかった〜!

 大好きな檸檬堂のニュースなら、真っ先に手を挙げて記事も執筆してきた(直近だとこのあたり)。

 ・「檸檬堂」担当者直伝! 新作「春こい白桃とレモン」アレンジレシピでおうち居酒屋開店♪

 ・ご当地檸檬堂「道民のしそレモン」が飲みたすぎて買いに行くか迷うレベル

 ・檸檬堂の新作は“白桃レモン”! 「白桃の甘さ×レモンの爽やかさ」で感じる春の気配

 そのため、発表会のお知らせとその概要が来たときに正直に思ったのは、「変わっちゃうのか……」ということ。 しかしその反面、「変わるということはさらにおいしくなる!?」といった期待も混じっていた。

どう変化するか楽しみでした

 そして実際にリニューアル後の味としては、一言で表すならば「マイルドになった」

 これまで一発で「檸檬堂だ」とわかるような特徴のある味わい(酸味も、甘みも)がいい意味で取れ、より飲みやすくなったと感じる。

 先述した実際にレモンでも試した「加熱したレモンを使用する独自製法」についてがとてもわかりやすく、とがった酸味がまろやかになっている。

 そして「ずっと飲んでいられる味、そしてまた飲みたい味」だなとも思う。飽きが来ないからひとくち、もうひとくちと進んでいくし、クセもないから次もまた選んでしまう。

 正直、変わったところがここで安心。これまでの檸檬堂が好きな人もさらに飲み続けられていくお酒としてより人気が出るのではないだろうか。

「売るぜ!」という言葉に込められた想い、受け取りました

 2019年の全国展開からおよそ6年、もう知名度はばっちりだろう。パッケージだって、見ただけですぐにわかる。

  だからこそ、これからもっと檸檬堂が多くの人に愛され続けていくためのリニューアル、そのように解釈した。

 檸檬堂が好きな人も、最近は別のレモンサワーを手に取ることが多かった方も、飲んだことのない方にもぜひ飲んでみてほしい、そんな二代目。

 より飲みやすくなった檸檬堂をこれからも、ごはんのおともにも、ゆったりとした時間の相棒にも、飲み続けていこうと思う!

(※文中の価格は税込)

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