光ってカッコイイ! 「Nothing Phone (3a)」のユニークデザインと高性能カメラを写真でじっくり見る
2025年03月06日 12時00分更新
イギリスのNothing Technologyは、スマートフォンの新製品として「Nothing Phone (3a)」シリーズを発表しました。今回は、現地のタッチ&トライで「Nothing Phone (3a)」と「Nothing Phone (3a) Pro」の実機に触れる機会を得たので、写真を中心にレビューをお届けします。
派手に光る背面とコスパに優れた「Nothing Phone (3a) 」
Nothing Phone (3a) は、背面が光る特徴的なデザインを採用したコスパの良いミドルレンジモデル。価格は、8GB+128GBモデルで329ユーロ(約5万2000円)です。
画面は6.77型有機ELディスプレー(2392×1080ドット)。最大120Hzのリフレッシュレート、最大輝度は3000ニト。SoCにはクアルコム製のSnapdragon 7s Gen 3を搭載し、メモリーとストレージ容量は8GB+128GB、12GB+256GBから選ぶことができます。
背面はガラス素材で、Nothing Phoneシリーズの大きな特徴とも言える派手にLEDが光る「Glyph Interface」を採用しています。従来モデルから大きな変更はないように感じましたが、今回も他メーカーにはない大胆なデザインです。
アウトカメラは、5000万画素の広角、800万画素の超広角、5000万画素の望遠(光学2倍)を搭載。インカメラは、3200万画素となっています。
カラーは、ホワイト、ブラック、ブルーの3色展開。筆者のオススメは、上品さと可愛さが掛け合わされたブルーです。国内にもぜひこのカラーが入ってきて欲しいです。
側面には、アルミフレームを採用。本体サイズと重さは、約77.50×163.52×8.35mm/約201gです。
バッテリー容量は5000mAhと大容量。最大50Wの急速充電にも対応しています。大きさと重さがあるため好みは分かれますが、フラットな筐体が好きな人にとっては持っていて心地良さがあります。
新たに、電源ボタンの下に搭載されたボタンは「Essential Key」と呼ばれ、長押しで即座にボイスメモを記録することが可能。日々の思いつきやメモを残すことができ、記録した内容は2度押しで起動できる「Essential Space」へ集約されます。
現時点では、まだまだ利用できる機能は少ないですが、現状ベータ版のようで、順次機能の追加等が行われるようです。
生体認証は顔・指紋認証どちらにも対応。このほかにも、ステレオスピーカーやIP64防水防塵対応、3年間のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート保証もあります。
ペリスコープ望遠レンズを搭載した「Nothing Phone (3a) Pro」
「Nothing Phone (3a) Pro」は、ペリスコープ望遠レンズを備えた上位モデル。価格は、12GB+256GBモデルで459ユーロ(約7万3000円)です。
画面は6.77型有機ELディスプレー(2392×1080ドット)。最大120Hzのリフレッシュレート、最大は3,000ニト。SoCには同じくSnapdragon 7s Gen 3を搭載し、メモリーとストレージ容量は12GB+256GBです。
背面には、(3a) と同じくカメラ周りにLEDが光る「Glyph Interface」を採用。シンプルながらも独創的なデザイン感で、思わず引き込まれるような上質さとセンスの良さが光る外観です。
上部に、大きな円形のカメラモジュールを搭載しています。カメラは、5000万画素の広角、800万画素の超広角、5000万画素のペリスコープ望遠(光学3倍)を採用。望遠はテレマクロにも対応し、グッと寄って印象的な撮影も可能です。
カラーは、グレーとブラックの2色展開。本体サイズは約163.52×77.50×8.39mm、重さは211gです。こちらも電源ボタン下に「Essential Key」を搭載しています。バッテリー容量は5000mAhで、最大50Wの急速充電にも対応しています。
生体認証は顔・指紋認証どちらにも対応。このほかにも、ステレオスピーカーやIP64の防水防塵対応、3年間のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート保証もあります。
Nothing Phone (3a)シリーズの日本での展開については、後日発表お知らせ予定とのこと。おサイフケータイ対応有無を含め期待したいです。
「Nothing Phone (3a) Pro」はテレマクロ撮影に対応した
ペリスコープ望遠レンズが魅力!
前述の通り、「Nothing Phone (3a) Pro」はトリプルカメラを備えています。メインの広角とペリスコープ望遠には光学式手ぶれ補正(OIS)を搭載。また、望遠カメラはテレマクロ撮影にも対応しています。
軽く試した程度ではありますが、テレマクロで撮影した写真は綺麗でした。超広角を活用したマクロ撮影とは違い、少し離れたところから寄って撮影ができるため、余計な影が入りにくく、使い勝手も抜群です。
シャッター音は、相変わらず特徴的なメカチック。音量はやや大きめだと感じました。
ペリスコープ望遠レンズに加え、テレマクロ撮影ができるのは上位モデルのみのため、より強力で魅力的なカメラ性能を求めるなら、Proを選ぶのがオススメです。

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