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一人暮らしに適した洗濯機の条件は? どうしてもドラム洗いがいい人に向けたパナソニックの洗濯機

2025年02月25日 17時00分更新

文● 近藤克己/週刊アスキー 編集●ASCII

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 一人暮らしこそドラム式洗濯乾燥機が欲しい! でも、大きくてアパートに入らないし、うるさいし、価格も高い…。そんなニーズに応えるべく、パナソニックは一人暮らしに適したコンパクトドラム式洗濯乾燥機「SDシリーズ」を1月に発売、このほどメディア向けに説明会を開催した。新モデルは、アパートの狭い洗面所に入るサイズと、夜間の洗濯にも対応した静音性が特徴となっている。

SDシリーズ2機種。正面のデザインは全く同じ

コンパクトだけど洗剤自動投入搭載

 パナソニックによると、国内洗濯機市場はまだ乾燥機能なしのタテ型洗濯機が7割を占めているが、タテ型の場合、「(洗濯物を)干す・取り込むのが面倒」(63%)、「天気が気になる」(46%)、「部屋干しは邪魔」(31%)といった不満が多い。

 ではドラム式に変えればよいのではと思うが、「価格が高い」や「洗浄力が不安」、「本体が大きく設置できない」といった理由で、ドラム式を買えない消費者が多いのが実情だ。このため近年、比較的低価格なコンパクトドラム式洗濯乾燥機が登場しているが、パナソニックはさらに各種のこだわり機能を搭載した新製品を開発したものだ。

 新製品は「Uタイプ(NA-SD10UAL)」と「Hタイプ(NA-SA10HAL)」で、ともに洗濯容量10g・乾燥容量5kg、実売価格は20万円前後。サイズは、幅600×奥行き650×高さ960mmと、同社のタテ型8kgモデルより横幅は約5cm広いものの高さ10cmほど低い。扉を全開した時の奥行きは1127mmと、同社のドラム式上位モデルより88mm短い。

縦型洗濯機とほぼ変わらないサイズでアパートにも入れやすい

搬入のデモンストレーション。コンパクトなのでアパートの洗面所にも設置しやすい

使用状況のデモンストレーションでは、洗濯機のドアを開けた時のコンパクトさが分かる

 2タイプともに自動投入機能を搭載しているが、Uタイプは液体洗剤用約960mLと柔軟剤用約650mLの2個のタンクを搭載し、Hタイプは液体洗剤用約1780mLの大容量タンク1個のみを搭載する。

大きな違いは自動投入タンク。Uタイプは液体洗剤と柔軟剤の2タンク、Hタイプは液体洗剤用大容量タンク1つのみ

Uタイプの自動投入タンクは2つ

Hタイプの自動投入タンクは1つ

 また、Uタイプにはスマホ連動機能が搭載されており、スマホアプリ専用メニューとしてウールコースやレースカーテンコース、どろんこコースが利用できるほか、天気予報と連動した「天気崩れる通知」で外干しの判断材料を提供する。

Uタイプはスマホ連動機能を搭載し、スマホアプリ専用コースが使える

 一方、Hタイプは温水専用ヒータを搭載し、高濃度温水洗浄液による約30℃/40℃/60℃の「温水スゴ落ち洗浄」コースを利用できる。さらに、スチーム機能により、洗濯できない衣類のシワ取り・消臭コースも搭載。

Hタイプは温水コースの搭載とシワ取り・消臭コースも用意

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