一人暮らしこそドラム式洗濯乾燥機が欲しい! でも、大きくてアパートに入らないし、うるさいし、価格も高い…。そんなニーズに応えるべく、パナソニックは一人暮らしに適したコンパクトドラム式洗濯乾燥機「SDシリーズ」を1月に発売、このほどメディア向けに説明会を開催した。新モデルは、アパートの狭い洗面所に入るサイズと、夜間の洗濯にも対応した静音性が特徴となっている。
コンパクトだけど洗剤自動投入搭載
パナソニックによると、国内洗濯機市場はまだ乾燥機能なしのタテ型洗濯機が7割を占めているが、タテ型の場合、「(洗濯物を)干す・取り込むのが面倒」(63%)、「天気が気になる」(46%)、「部屋干しは邪魔」(31%)といった不満が多い。
ではドラム式に変えればよいのではと思うが、「価格が高い」や「洗浄力が不安」、「本体が大きく設置できない」といった理由で、ドラム式を買えない消費者が多いのが実情だ。このため近年、比較的低価格なコンパクトドラム式洗濯乾燥機が登場しているが、パナソニックはさらに各種のこだわり機能を搭載した新製品を開発したものだ。
新製品は「Uタイプ(NA-SD10UAL)」と「Hタイプ(NA-SA10HAL)」で、ともに洗濯容量10g・乾燥容量5kg、実売価格は20万円前後。サイズは、幅600×奥行き650×高さ960mmと、同社のタテ型8kgモデルより横幅は約5cm広いものの高さ10cmほど低い。扉を全開した時の奥行きは1127mmと、同社のドラム式上位モデルより88mm短い。
2タイプともに自動投入機能を搭載しているが、Uタイプは液体洗剤用約960mLと柔軟剤用約650mLの2個のタンクを搭載し、Hタイプは液体洗剤用約1780mLの大容量タンク1個のみを搭載する。
また、Uタイプにはスマホ連動機能が搭載されており、スマホアプリ専用メニューとしてウールコースやレースカーテンコース、どろんこコースが利用できるほか、天気予報と連動した「天気崩れる通知」で外干しの判断材料を提供する。
一方、Hタイプは温水専用ヒータを搭載し、高濃度温水洗浄液による約30℃/40℃/60℃の「温水スゴ落ち洗浄」コースを利用できる。さらに、スチーム機能により、洗濯できない衣類のシワ取り・消臭コースも搭載。












