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例の極薄65%メカニカルキーボードがBT化して完全体に! 「Mistel AIRONE RGB BT」最速レビュー

2025年02月28日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●村山剛史/ASCII

提供: 株式会社プリンストン

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有線版のポイントだったUSB Type-C端子×2も継続

 さらにWindows/Mac両対応で、詳細な設定は本体裏面のDIPスイッチで切り替えられる。さらに、Bluetoothによるマルチデバイス接続が可能で、最大3台のデバイスとペアリングして任意で切り替えながら運用できる。

本体裏面のDIPスイッチ。サイズは極小だ

 ワイヤレス化に伴い1200mAhのバッテリーが内蔵され、キートップを非点灯で運用する場合は約50時間の連続利用が可能。なお、有線モデルの特徴の1つだった、本体背面の左右にUSB Type-Cポートがそれぞれ1基ずつ搭載するという仕様は継承している。

本体背面。左右にUSBポートが1基ずつ。スライドスイッチはBluetoothモードのオン/オフに使う

 USB接続することで有線キーボードとしても使えるので接続機器の位置に合わせてケーブルの取り回しを変えられるのは以前の通りだ。もちろん、この端子から充電するので、キー入力しながら充電するような運用も可能だ。

 「Mistel AIRONE RGB BT」本体の素材はCNCアルミニウム製。高い剛性を誇りながら内部にEVA素材の静音フォームも内蔵して静音性も有している。ほかにも、キートップがレーザー刻印+UVコーティング処理されていたり、Nキーロールオーバーに対応していたりと、地味ながらハイスペックキーボードのセオリーを踏んだ仕様を備えている。

 A to CおよびC to CのUSBケーブルが1本ずつと、持ち運びに便利な収納バッグも同梱され、製品保証期間は1年に設定されている。

CNCアルミニウム製シャーシにEVA素材の静音フォームが内蔵される

収納バッグとAtoCおよびCtoCのUSBケーブルが付属する

コンパクトながら文字入力の快適さ、静穏さに驚く

 ということで、さっそく試用してみることに。まずは筆者のパソコンとBluetoothでペアリング。今回試用した「Mistel AIRONE RGB BT」のCherry MX ULPスイッチは「タクタイル」タイプで、軽めのクリック感もありながら打鍵音は静か。しっかりストロークがあるとともに底打ち感がほとんどなく快適に打鍵できる。

 Bluetooth接続中も不意の遅延や切断といったことには遭遇せず、いったんペアリングしてしまえば、パソコンのスリープ復帰時や再起動後でもキー押下で接続され使用可能状態になった。なおBluetooth接続時は、約8分間キーに触れていないとスリープ状態になるようだ。

 この原稿作成に「Mistel AIRONE RGB BT」を使って文字入力してみたのだが、静音フォームが効いているのだろう、前述の通り打鍵音は静かで深夜作業でも周囲に気を使う必要はなさそうだ。机上に置いてみたときにはその小ささを実感する。ほとんど余白のない本体ではあるが、キーピッチはフルキーボードと同等。しっかり確保されていてタッチタイプに支障はない。

筆者タイピング中。フットプリントが小さすぎて机上がスカスカになるほど

 ただ、英語配列について気になる人は気になるかもしれない。筆者はときどき英語配列キーボードを使うのでJIS配列から突然移行してもそれほど違和感を感じないものの、JIS配列キーボードのみを使い続けている人にとっては、[Enter]キーの形状や[BackSpace]キーの位置、日本語入力切り替え操作などは慣れるまで時間がかかるだろう。

 ファンクションキーレスについても同様で、これまで頻繁にファンクションキーを利用していた人は慣れが必要だと思われる。

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