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無料プランユーザーでも1日5回まで使える

「Deep Research」がPerplexityにもお目見え! 無料でも使える検索&推論がすごい

2025年02月17日 16時30分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

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 2025年2月14日、検索特化型生成AI「Perplexity」が「Deep Research」機能をリリースした。Deep Researchは多くのウェブサイトを検索し、幅広く情報を収集し、推論ステップで分析し、レポートを生成する機能だ。同名の機能を出すサービスもあり、2024年12月11日にGoogleの「Gemini」に「Deep Research」、2025年2月2日にはOpenAIの「Deep Research」がリリースされている。

Google、OpenAIに続いて、Perplexityにも「Deep Research」がお目見え

 気になる料金だが、無料プランユーザーでも1日5回まで使える。有料(月額20ドル)のProプランなら1日500回まで利用できるという。ちなみに、Googleの「Deep Research」は月額2900円の「Gemini Advanced」の契約が必要で、無制限に利用できる。OpenAIは月額200ドルの「ChatGPT Pro」プランの契約が必要なうえ、1か月に100回までという制限がある。

 無料でも利用できるというのは大盤振る舞い。実際に使ってみよう。筆者はLINEMOを契約したので、Proプランを利用できる。プロンプトには、先日発表された「スターゲート計画」についてレポートを作成するように指示した。

プルダウンメニューから「Deep Research」を選択する

プロンプトを入力すると思考が始まる

 「Deep Research」の思考部分でサブタスクに分解したり、作業ステップを確認できる。ソースへのリンクも確認できるが、随分ざっくりとしている。3分ほどで出力され、文字数は5766文字だった。今回は10個のソースを参照し、見出しに分けて、きちんとした原稿になっている。要所にはソースとなったリンクが貼られており、ファクトチェックも簡単に行える。

「Deep Research」欄の矢印をクリックして展開すると、タスクの内容を確認できる

「Perplexity」の通常モードと同じくソースを確認できる

 「Perplexity」はより早く結果が出るというメリットはあるが、広さ・深さはまだOpenAIに及んでいないようだ。実際、ChatGPT o1 proでDeep Reserchをオンにし、同じプロンプトを入力したところ、約8分間で27のソースを分析し、2万8000文字以上のレポートを生成した。

 とは言え、無料もしくは月額20ドルのプランで利用できるというのはとてもありがたい。ぜひ、皆さんも触っていただきたい。便利すぎるので驚くこと請け合いだ。

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