世界最大テックイベント「CES 2025」現地レポート 第38回
現地での体験をもとに、ラスベガスに関する疑問をQA形式で紹介!
カジノって安全? 夜に歩いても大丈夫? 毎年ラスベガス取材に行く記者のとっておきの話
2025年01月14日 17時00分更新
CES 2025の舞台でもあるラスベガスは、アメリカが誇る大都市。カジノとエンターテインメントショーの街ということで、観光目的で訪れる方も毎年数多くいます。
海外旅行で気になるのが、現地の治安や規則、注意点などですよね。ここでは、毎年CESに取材に行く筆者が、現地での体験などを交えて、知っておくと役立つ現地事情をQA方式で紹介します。
カジノって危険? ラスベガスは怖くない?
最後に、観光者向けに現地の事情や注意点、知っておくと役立つ情報などをQA形式で紹介したいと思います。
Q1.カジノって安全? 怖くない?
A1.基本的に安全で怖くない。ただし、注意は必要。多くのカジノ城はホテルに併設されており、ポーカー、ルーレット、ブラックジャック、スロットなど、思い思いのギャンブルを合法的に楽しめるようになっています。ホテルにはセキュリティースタッフも含め、多くのスタッフも常駐していますし、普通に楽しむ分には問題が起こる可能性は低いと思います。
しかし、注意深く場内を観察していると、稀に大きく勝ったり負けたりして精神的に興奮状態にある人や、遊びに来た観光客の身なりや荷物をじっと見つめている人も見られるので、遊んでいる間も、注意する気持ちだけは持っておいた方がいいと私は思います。また、カジノでの遊興には21歳以上であることが求められます。写真撮影も基本的には禁止。
Q2.ラスベガスは夜に出歩いても安全?
A2.中心街は基本的に安全だが、やはり注意は必要。ラスベガスは観光客が遊べる状態を維持することに力を入れており、街中の至る場所にセキュリティースタッフや警察が立ってくれています。中心街のストリップ通りは、夜中でも観光客を含めた人通りが多く見られます。
このためもあってか、暴力事件などの発生は低いと言われています。ただし、置引きやスリなどの発生率は他の大都市と比較してもやや高めで、やはり観光客のお金を狙うつもりがある人も、平均よりは多いということなのでしょう。
Q3.行かない方がいい場所はある?
A3.メイン通りから外れた小さな通りには、立ち入らない方が無難。前述の通り、観光客が集中するメインのエリアは比較的安全であると言えますが、一歩細い通りに入ると、明かりが少なく、少し危険な香りのする方がたむろしているような場所もあります。
また、特に現地に不慣れな観光客はダウンタウンのエリアには行かない方がいいともよく言われます。中心街の南端にあるSTRATというタワーを境にして向こう側はダウンタウンのエリア。即時危険が発生するとは言えないものの、やむを得ずそのような場所を通る際は、タクシーやウーバーを使った方が無難であると感じます。私は現在のところ特別危険な目にあったことはありませんが、過去に「いくらか金を渡してくれないか」と、3人の巨体の男に囲まれたことはあります(その際は、ごく少額を支払って、すぐに近所のホテルに逃げました)。
次のページでは、移動手段、知っておきたい現地の条例、チップ文化について触れます。
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