国土交通省(国交省)は12月24日、ネット等で販売されている特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)について、保安基準不適合品が流通しているとして注意を呼びかけた。
抜き取り検査で複数の不適合車両を発見
同省ではネット等で流通している特定原付46車種(性能等確認を受けていない42車種と、確認済み車種の均一性確認用4車種)を対象に抜き取り検査を実施。結果、20車種で保安基準不適合が確認されたという。
問題が確認された車種については、同省がメーカーや販売店に対して車両の改良や、販売済み分の改修などを指導。さらに販売サイトに商品の削除を依頼するといった対応をしているが、20車種のうち15車種は、市場に不適合品が残っている状態だ。
なお、保安基準未適合の製品は、名称や外観等を国交省のウェブサイトで公表している。
購入時は保安基準を満たしていることをきちんと確認
国交省では2022年12月に創設した「性能等確認制度」により、現在84車種の保安基準適合を確認しており、該当車種には「性能等確認済」を示すシールが貼付されている。基本的には、このシールが貼られた製品を選べば問題はない。
購入時にシールの有無がわからないときは、同省のサイトで保安基準を満たした車種の一覧を確認することも可能だ。