エレコムは、12月17日に長野県伊那市と「災害時における物資の提供に関する協定」を締結した。これにより災害時にスマートフォンなどの充電が求められる避難所への「避難所充電キット」の提供が開始される。
この協定に基づき、エレコムは災害時に役立つ「避難所充電キット」を伊那市に提供することとなった。このキットには、モバイルバッテリーやOA電源タップが含まれ、避難所においてデジタルデバイスの充電を強化することが可能だ。特に、ソーラー充電器も含まれているため、停電時でも太陽光による充電が可能となり、通信手段の確保に貢献する。
エレコムは、日本各地で増加する災害リスクに対応するため、兵庫県と神奈川県の物流センターを活用し、優先的に物資を供給する体制を整えている。今回の協定により、関東での大規模災害に際しても迅速な対応が期待できる。
また、伊那市は自然豊かな場所であるが故に、地震や土砂災害といった災害のリスクを抱えている。こうした地域特性をふまえ、エレコムの取り組みは伊那市の防災対策を強化する一助となるだろう。
