DNPが開発、聴覚障がい者や音が聞こえにくい環境向けにオノマトペで支援
カサカサカサカサ 落ち葉の音や猫の鳴き声をスマートグラスで“見る”技術
2024年12月17日 17時00分更新
大日本印刷(DNP)は、周囲の環境音などを擬音語・擬声語(オノマトペ)としてスマートグラスにテキストで表示する技術を開発した。
DNPでは2024年1月に、感情やイメージに適した音声字幕をスマートグラスに表示する「DNP感情表現フォントシステム」を開発していた。
今回はさらに、物音や動物の鳴き声などを模倣した擬音語・擬声語をスマートグラスに表示する機能を追加。救急車のサイレン、横断歩道の案内音、水の流れや落ち葉などの自然の音、犬・猫などの動物の鳴き声といった、10種類の擬音語・擬声語が表示できる。
特に聴覚に障がいを持つ人や音が聞こえにくい環境に対して、周囲の音を視覚化することで、日常生活での情報不足や不便さの解消につなげていくという。
DNPは、本機能の有用性や課題等を検証するため、聴覚障がい者を主な対象として、「音が見える!字幕表示メガネでオノマトペ体験会」を2025年1月24日から26日に新宿NSビルと新宿中央公園で実施する。
■「音が見える!字幕表示メガネでオノマトペ体験会」
日時:2025年1月24日~26日 午前の部(10:30~12:00)、午後の部(14:00~15:30)
場所:新宿NSビルおよび新宿中央公園
申し込みフォーム :https://www2.enq-plus.com/enq/DNP-UCProject/entry_Onomatope/
※2025年1月8日 13:00まで