あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞2024 第43回
Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション
いまロボット掃除機を買う人は運がいい、お手ごろ価格なのに1台で全てをこなせる!
2024年12月30日 18時00分更新
以下、「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」の特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について紹介します。
Roomba Combo 2 Essential ロボット + 充電ステーション の3つのメリット
特徴1:スタンダードだけど十分な清掃能力
「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」の掃除機本体の清掃力はスタンダードという位置付け。上位機種のような2本のゴム製ブラシで強力に掻き込むデュアルアクションブラシ方式ではなく、毛とゴム製のV字型ブラシ1本のシングルアクションブラシを採用しています。それで清掃力が劣るかというと全然そんなことはなく、「え、まだ掃除するの」と驚くくらい何度も同じ場所を行ったり来たりしながら確実にゴミを拾ってきます。
価格の安いモデルにありがちな、何かにぶつかったら方向転換して部屋の中をランダムに走り回るのではなく、蛇腹状に順序よく往復し、テーブルの脚や部屋の角は何度もコツコツぶつかりながら丁寧に掃除。ホコリや髪の毛はもちろん、試しに床にばらまいた猫のカリカリフードと紙砂のような比較的大きなゴミもしっかり吸い取ってくれました。
カーペットにも乗り上げてしっかり掃除。わが家のカーペットは薄手の柔らかい生地なので、ルンバが押してしまい折れ曲がってもたつくことも間々ありますが、大体において乗り上げて進みました。玄関の段差もしっかり把握して落ちることなくUターン。掃除性能に関しては全く不満はありません。さすがルンバ。
また、専用アプリには、掃除をした箇所のマップが作られ履歴が保存されるので、後から確認することで「おお、ちゃんと掃除しているな」と満足度が得られます。掃除できなかった箇所が分かれば、邪魔なものを片付けて次はちゃんと掃除できるようにしたり、自分でハンディクリーナーを使って掃除するといった対応もできます。
特徴2:ゴミ捨ての面倒さを省略
自動で部屋中を掃除してくれて便利なロボット掃除機ですが、1つ面倒なところがあります。それが、集めたゴミの捨て方。ロボット掃除機のダストボックスは小型のものが多く、毎日動かしていると割と早い段階でいっぱいになります。そのダストボックスのごみ捨てが面倒なのです。部屋のゴミを自動で集めてくれるのに、なんで最後は人の手でゴミを捨てなければいけないんだ、おかしくね?
最近のフラグシップモデルにはロボット掃除機から自動でゴミを吸い出す便利機能が搭載されているのですが、10万円以上する製品なのでさすがに高いなあと躊躇していた次第。それが、比較的低価格にもかかわらず、「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty」にはついてくるのです。
ルンバが部屋の掃除を終わると充電ステーションに戻り、その時に毎回、ルンバ本体に集めたゴミを充電ステーションが自動で吸い出、テーション内部の紙パックに収められます。紙パックには最大60日分のゴミがためられ、捨てる時は紙パックをつまんでゴミ箱にシュート。簡単です。紙パックを捨てる時にホコリが飛び散らない工夫がされているのも嬉しいポイント。
これにより、面倒なダストボックスの掃除がほぼなくなります。ほぼ、というのは、猫のドライフードのようなちょっと重めのゴミは吸い出しきれず、ルンバのダストボックスに残ってしまうから。まあ、ちょっとの手間がありますが、そんなに頻繁なことではないので無問題です。
特徴3:意外にしっかりした水拭き機能
3つ目は、この価格帯で水拭き機能がついていること。ルンバ本体のダストボックスが水タンクも兼ねているので、タンクに水を入れ、タンク裏にモップパッドプレートおよびモップを取り付ければ準備OK。あとはルンバに掃除の命令をするだけで、自動的にタンクからパッドに水を供給しながら掃除&水拭きを同時に行います。
簡易的な水拭き機能かと思いきや、ルンバが通った跡はちゃんと床が濡れており、しっかり水拭きできている様子。床についた皮脂汚れも拭き取ってあり、ザラザラペタペタしません。いつもは必要はないけど、床のザラつきが気になる時や裸足の季節に使いたい機能です。
購入前に注意しておきたいこと
注意点1:アプリで部屋指定などの細かい設定はできない
ルンバ専用アプリを使うと様々なことができるようになります。先に述べたように掃除した場所をマップで確認したり、外出先から掃除スタートの命令を飛ばしたりできます。そのほか、家を出たら自動的に掃除がスタートしたり、家人がいなくなる時間帯や深夜に掃除するなどのスケジュール設定、スマホやスマートスピーカーに話しかけるだけで掃除がスタートするなど、多種多様な設定を利用できます。
ただ、できないこともあります。マップはあくまで「掃除した場所の確認」だけで、そのマップを使った操作ができないのです。例えば、キッチンなど特定の場所だけを掃除したり、逆に掃除禁止・進入禁止エリアの設定もできません。
上位モデルにあるような、汚れた場所を見つけて念入りに掃除したり、汚れやすい部屋を最初に掃除する、水拭きも汚れが強い箇所は往復動作してしっかり拭き取る、といった機能もありません。
また、上位モデルに搭載されている障害物を認識して回避する機能はありません。電源ケーブルだろうが洗濯物だろうがガンガンぶつかりに行きます。特にペットを飼っている家庭は要注意。ペットの糞が転がっていてもそのまま突撃してしまい、部屋中を引きずって大変なことになります。上位モデルはペットの糞を認識して、しっかり避けるのですが。。。そこは価格差ということで割り切りましょう。
注意点2:水拭き運転はカーペットを避けない
マップを使った指定ができないので、水拭きマットを装着したままではカーペットに上ったり畳部屋に行ったりして、カーペットや畳が濡れてしまうというったことが起きてしまいます。カーペットのある部屋は掃除のみにするか、カーペットを剥がして水拭き掃除をしないといけません。
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