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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞2024 第42回

Thermaltake「The Tower 300」

このケース良すぎ、多彩なカラバリで縦置き/横置き自由自在「魅せるケースの最高峰」

2024年12月28日 17時00分更新

文● 松永/ASCII 編集●ASCII

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「The Tower 300」のメリットとデメリット

 まずは「The Tower 300」ならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について紹介します。

メリット1 狭いスペースにも置きやすい縦型のデザイン

 このケースの特徴はやはり、独特な縦型デザインです。タワー型のPCは床に置くことも多いのですが、3面強化ガラスで内部を見せるデザインということもあり、見た目のスッキリ感を演出! ケース内部のパーツのレイアウトも縦型に設計されており、冷却効率が考えられています。中央にマザーボードを置き、その両脇にラジエーターとグラフィックスカードを垂直に配置したレイアウトにも安定感があり、よく考えられた内部構造です。

 本体は横置きも可能ですが、縦置きにすれば、設置面積も比較的抑えられます。ディスプレーなどの周辺機器と一緒に置いてもスペースに余裕があります。奥行きが限られた机にも嬉しいデザインです。常に目に入る環境で使うのが楽しいと思います。

独特な縦型デザインなので、奥行きが限られた机には嬉しいPCケース

メリット2 カラーバリエーションの選択肢が豊富

 視覚的な面白さがあります。上の「Racing Green」を含む複数のカラーバリエーションがあります。定番で何にでも合うブラック、鮮烈で華やかなホワイトはもちろん、カラーをうまく周囲と組み合わせることで、PCケースをインテリアの一部としても楽しめるのはポイントです。自分好みのカラーにこだわりのある人は嬉しいと思います。

カラーバリエーションが豊富

メリット3 LCDディスプレーを追加できる

 別売にはなりますが、3.9インチのLCDディスプレー(実売2万円弱)を搭載可能です。ディスプレーには 画像やGIF動画などを表示できます。リアルタイムでCPU温度や負荷状況をモニタリングしたり、時間や天気の情報も表示できたりと、活用の自由度も高く、ここに惹かれる人もきっといるはずです!

別売りでPCケースにディスプレーを搭載できる

購入時に注意したい2つの側面

収納できるマザーボードはMicro ATX規格

 収納できるマザーボードはMicro ATX規格となります(ATX規格のマザーボードには対応していません)。注意点としては、ハイエンドの構成にしたり、多くの拡張スロットが必要と考えている人は事前に自分のやりたいことができるかをチェックしておいた方がいいと思います。なお、The Towerシリーズにはミドルタワー型の「The Tower 600 Mid Tower」も登場しているので、必要に応じて検討してみるといいでしょう。

PCパーツの組み立てが難しい場合も

 八角形の特徴ある形状に加えて、マザーボードを取り付ける向きも、ポートが上に来る形(通常のPCは背面や側面に配置)です。ここはウリでもあるのですが、汎用的なPCケースとは多少異なる内部構成になっています。結果、PCパーツの取り付けやケーブルマネジメントに工夫が必要になる場合もあります。

 慣れている人なら問題ないとは思いますが、大きなコンパクトなデザインということで、通常よりも内部のスペースに限りがあるため、組み立て作業に多少手間取る面もあるかもしれません。

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