2024シーズンを終えて、ドライバーコメント
大会を終えて、選手に今大会と今シーズンについて話を伺いました。
松山選手「去年優勝しているので、当然優勝を目指して来たんですけど、ちょっと思ったようにクルマが動かせなかった部分と、土曜日はちょっとエンジンも銚子が悪くなっていいところに行けなくて。今日こそはって思って頑張ったんですけれど……。追走の後追いは川畑さんを信じれましたし、いい走りができたかなと思ったんですが、先行でちょっとミスが出て残念な結果になりました」
「1年間を振り返って、普段サラリーマンとして働いているので、クルマが完成するのが本当にギリギリになってしまって。あまりD1本戦以外で走れてないので、前半は苦労しました。後半はちょっとづつ分かってきたんですけれど、全部は出し切れていないんで、来年に向けて頑張りたいと思います」
「今年、GRカローラで優勝できなかったので、来年はまず1勝を目指したいです。すごくポテンシャルのあるクルマだと思うので、シリーズもちゃんともっと上位にいけるよう頑張ります」
藤野選手「今日は話すことはありません(笑)。土曜日が比較的良かったので、日曜日はさらに良くするつもりで頑張りましたが、自分が走る前に急に雨が降ってきて、色々なことが変わってしまって、すべてが崩れて終わったという感じです」
「オフシーズンは自分を見つめなおします。去年はチャンピオンが取れたんですが、今年は正直、あまり自分の中で上手く組み立てができてなかったというのはあります。周りも強くなってきているので、もっと色々考え直さないとダメですね。仕切り直します」
川畑選手「オートポリスのあと、足回りからボディー、ほぼほぼ総入れ替えな修理だったんですけど、うちのTRUE MAN RACINGというショップでは、僕以外に優秀なメカニックが2人いまして。それ以外の仲の良いお客さんとか色々手伝ってもらって、この場に立つことができたので、まずはそこに感謝したいなと思います」
「最終戦は、みんなが一番を目指して頑張っている中で、自分が勝ち上がっていけたのも、みんなの気持ちが1つになったのをすごく感じていて。本当に総合力、みんなで勝ち取った1勝だなというのを実感しています」
「もちろん、勝つのは大事なんですけれど、自分はやっぱり強いドライバーでいたいなという気持ちも忘れてはなかったので、D1グランプリに川畑真人がいるというのをとにかくアピールしたかったですね」
「1年間を振り返って……正直、何も覚えていないですね。いい時は覚えているんですけれど、悪いことはすぐ忘れるようにしているので。シリーズランキング6位も、本来の狙ったポジションではないのですが、少ないポイントを積み重ねなので。最終戦が良かったからではなくて、全部のレースで少しずつでもポイントを取ってきたいです」
「来シーズンは優勝もそうですけれども、皆さんの記憶に残るような走りができてこそ、優勝の価値があると思うので、とにかくこの気持ちを忘れずに戦っていきたいと思います」
D1参戦20周年を迎えたTOYO TIRESの2024シーズンはこうして幕を閉じました。あわせて5年にわたりお届けしていたTeam TOYO TIRES Driftの参戦レポートも、今回で終了となります。長い間、選手、チーム、そしてファンの皆様、ありがとうございました。
TOYO TIRESの「青い情熱」を燃やす挑戦は、これからも続きます。選手、チームの活躍に期待しましょう。
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