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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞2024 第34回

自転車乗りじゃなくても絶対欲しい! 安くて軽いGoPro HERO

2024年12月02日 17時00分更新

文● 南田/ASCII 編集●ASCII

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 以下、「HERO」ならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について解説します。

GoPro HEROを導入する3つのメリット

特徴1:86gという軽さは、遊びにも旅行にもピッタリ

 スペックを重視される方は、どうしても上位モデル「HERO13 Black」が気になると思います。

 最高5.3K/60フレームの強力な動画撮影に加えて、ナイトラプスやタイムラプス撮影、これにブレ補正を加えたTimeWarpモードなどの多彩な機能が目白押し。重量は159gです。この数値だけを見ると「軽い」と思えますが……。

GoPro HEROはとにかくコンパクト。まさに手の平サイズです。

 今回おすすめする「HERO」の重量は、わずか86g! 上位モデルとの重量差は、驚きの約73gです。もちろん、背面にはタッチLCDを搭載。それでこの差は実に大きいです。

 そして、多彩な撮影機能こそないものの、2.7K/60フレームでの動画撮影が可能。このスペックで不満を感じる場面は稀ではないでしょうか。そのまま水深5mで撮影できる防水・耐久性能も誇ります。

実測でもカタログスペックの86g。しかも、マウント側に接続する折りたたみ式マウントフィンガー込みでこの重量です。

 上位モデルとの重量差がてきめんに効くのは、自転車乗りの方でしょう。なんといっても推進力が自分の心肺能力と脚力次第なので、携行する荷物は1gでも軽いのが正義。休日のサイクリングのほか、荷物を切り詰める自転車旅行でも86gという軽さが役立ちます。

特徴2:目を疑うレベルのブレ補正は超強力

 強力なブレ補正「HyperSmooth」(ハイパースムーズ)の威力は、YouTubeに多数アップされているGoProの公式チャンネル動画を見て頂くのがいちばん早いかと思います。

 HEROはスマホの「Quik」アプリにより自動でブレ補正を適用。ブレ補正は日常の移動や散歩、旅行などでも効果絶大です。

側面に電源/モード切り替えスイッチを搭載。

 自転車やバイク、クルマのほか公共交通機関で移動中の動画撮影では、路面状況による振動をきっちりカット。

 さらに、観光地に着いたらマウントから取り外し、動画を撮りながら散歩しても手ブレも上下ブレもありません。

シャッターボタンは上面に配置。本体が電源オフでもシャッターボタンを押すと即ビデオ録画が開始されます。もう1回押すと録画を停止し、電源がオフになります。

 撮影能力も、16:9比率の2.7K/60フレーム撮影に加えて、4K/30フレーム撮影も可能と必要十分以上。1200万画素の静止画カメラとしても使えるほか、動画から静止画の切り出し(フレームグラブ)も行えます。インターフェースはUSB-CとマイクロSDカードスロット。Wi-Fi 5とBluetooth 5.2です。

背面には1.76型のタッチLCDを搭載。タッチとスワイプ操作で各種設定を行います。

特徴3:アクセサリーの多さでライバルを圧倒

 GoProの公式サイトには、現在40種類のアクセサリーが掲載されていますが、これはまさに氷山の一角。Amazonなどのサイトで「GoPro マウント」と検索すると、恐ろしい数のサードパーティー製アクセサリーがヒットします。

 ヘルメットマウントやネックマウント、チェストハーネス、ストラップマウントを筆頭に、バイクや車載、自転車用マウントも三脚なども選び放題です。

GoPro公式サイトには、現在40種類のHERO用アクセサリーが掲載されています。補修部品が用意されているのもうれしいポイント。

 レンズカバーやマウントに設置する側の本体の折りたたみ式マウントフィンガー、サイドドアが破損しても、交換パーツが用意されているのもメリットのひとつ。末永く使える安心感がうれしいですね。

レンズカバーも交換可能。万が一キズが入っても慌てる必要はありません。

Amazon.co.jpやeBayなどのサイトでは、まさに数えきれない数のサードパーティー製アクセサリーが見つかります。超ニッチな用途向けの製品が見つかる可能性も大。

購入時に注意したいポイント

内蔵型バッテリーは良し悪しアリ

 上位の「HERO13 Black」とは異なり、1255mAhバッテリーは内蔵式で取り外し不可。これが86gという驚異的な軽さの理由のひとつですが、複数のバッテリーを持ち歩き、次々に交換して長時間録画という使い方はできません。

バッテリーは内蔵型。USB-C経由で充電しながらの録画も可能ですが、サイドドアを取り外す必要があります。

 USB-Cにモバイルバッテリーを接続すると、充電しながら録画はできますが、防水性を確保する着脱式の側面のドアを外すことになります。晴天時ではホコリなどが気になり、悪天候時は当然ドアを閉じる必要があるため、バッテリー残量を気にするシーンが増えるでしょう。

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