株式会社フルノシステムズ
働きやすい職場環境づくりを介護DXで実現。業務用品質の高水準なWi-Fiの導入により、課題となっていたナースコール機器の故障や通知の不具合を解消。
総合福祉施設ヘリオス
業務用無線機器メーカーの株式会社フルノシステムズ(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:中谷聡志、古野電気(株)関連会社)は、高知県高知市の高齢者向け介護福祉施設である総合福祉施設ヘリオスにおけるWi-Fi整備において、無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」を採用いただきました。ACERAの導入によりWi-Fi環境を改善し、ナースコールシステムとスマートフォンが連携する見守り体制を整備しました。業務用品質の高水準なWi-Fiネットワークを構築したことで、以前のナースコール機器で発生していた故障や通知の不具合を解消し、利用者の方々の安全性確保と職員の働き方改革の両方を実現することができました。
■ ACERA 導入の背景
ヘリオスでは、働きやすい職場環境づくりの観点から、施設利用者の方々のスムーズな移動や生活支援をするための移乗・介護リフトの導入や、職員が日々の業務で使用する介護記録ソフトの導入などを積極的に推進してきました。また、開所以来30年近く使用してきたナースコールが老朽化によりたびたび故障や不具合が発生していたこともあり、見守りシステムの刷新を検討していました。
このような背景から、2022(令和4)年に高知県介護事業所デジタル化支援事業費補助金を活用し、特別養護老人ホームおよびショートステイ、ケアハウスに設置する見守り支援システムと無線LANを整備しました。ナースコールとマットセンサーからの通知が業務用端末にリアルタイムで届くよう設定し、同年4月から運用を開始しました。これらのシステムを稼働するためのネットワーク基盤としてACERAを導入し、Wi-Fi環境を構築しました。
■ 利用者の安全と職員の働き方改革の両方を実現
「特別養護老人ホーム 森の里高知」「特別養護老人ホーム あおばの森」「ショートステイ 森の里」「ケアハウス 花の郷高知」の各フロアに、合計約70台のACERAを設置し無線LAN環境を整えています。ナースコールやベッドサイドに設置するマットセンサーからの通知をスタッフが所持するスマートフォンが受信し、適切なタイミングで介助ができるようになりました。また、スマートフォンで見守りカメラの映像を見ることもでき、緊急時にも即座に支援・サポート対応ができる体制を整えました。
利用者の安心と安全を支えるナースコールおよび見守りシステムは、株式会社iSEED(アイシード)の製品を採用しました。システムの導入により、各部屋への巡回・見回りなどの業務負担を軽減でき、職員の働き方改革と業務効率の向上につながっています。
■ 介護施設の課題解決に無線LANソリューションで貢献
介護施設においては、利用者の快適性の向上はもちろん、働き手の不足やスタッフ一人ひとりにかかる 業務負担の軽減といった課題への対策が求められています。弊社におきましては、施設利用者の生活の質(QOL)を高めることや、介護スタッフの業務効率化に役立つ各種システムの基盤となる無線LANソリューションを提供することで、これからも介護現場を支えるネットワーク環境構築に尽力していく所存です。
【総合福祉施設ヘリオスについて】
総合福祉施設ヘリオスは、高知市に拠点を置く社会福祉法人ふるさと会が運営する高齢者向けの介護福祉施設です。「特別養護老人ホーム 森の里高知」をはじめ、「ケアハウス 花の郷高知」や「ショートステイ 森の里」「 デイサービスセンター 森の里」 「ヘルパーセンターよこはま」など、複数の介護サービス事業を手掛ける総合福祉施設として、1996(平成8)年の開設以来30年近くにわたり地域に根差した介護福祉事業に取り組んでいます。
■ホームページ http://furusatokai.or.jp/
【フルノシステムズについて】
フルノシステムズは、無線LANシステム分野のリーディングカンパニーです。無線ハンディターミナルをはじめ、無線LAN構築には欠かせないモバイル&ワイヤレスソリューションを提供しています。無線ネットワーク管理システム『UNIFAS(ユニファス)』およびネットワーク機器『ACERA(アセラ)シリーズ』は、国内メーカーである高い品質と技術、充実したアフターサービスが評価され、オフィスや学校、公共施設においてシェアが拡大しています。
■ホームページ https://www.furunosystems.co.jp/
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