実は音声とカメラも充実、プライバシーシャッター付きの5M IRカメラ、HARMAN製の高音質スピーカー(3W+3W)でビデオ会議が快適
オンラインでの会議や打ち合わせ、ビデオ通話などに欠かせないのがWebカメラや内蔵スピーカー。一般的にパソコンのWebカメラは100~200万画素程度のことが多いが、「IdeaCentre AIO 27IRH9」には約500万画素という高画素カメラが採用されている。しかもIR(赤外線)センサーも搭載しており、Windows Helloの顔認証にも対応。あらかじめ自分の顔を登録しておけば、パスワード入力なしにログインできて便利だ。
オンライン会議の際にありがちな意図しないカメラへの映り込みを防ぐための電子式プライバシーシャッターも搭載されている。手の届きやすいスタンド側面に専用スイッチが用意されており、それをスライドさせるだけでカメラ機能のオンオフを簡単に切り替えられる。
さらに、AIを使ってカメラ写りをよくできる「Lenovo Smart Meeting」や、周囲の環境ノイズを抑えてクリアな音声で通話できる「Lenovo Smart Noise Cancellation」などのツールも搭載しており、コミュニケーションを円滑に取ることが可能だ。
内蔵ステレオスピーカーはオーディオの老舗ブランドHARMAN製で、出力も3W+3Wと十分大きいため、迫力ある低域から繊細な高域まで臨場感あふれるサウンドを楽しめる。実際に音楽を聴いてみるとひとつひとつの音の躍動感までリアルに再現され、まるでライブ会場にいるかのよう。さまざまな楽器の音やボーカルの声が聴き分けやすく、サウンドクオリティの高さを実感することができた。
音楽や動画の視聴はもちろんだが、前述の「Lenovo Smart Noise Cancellation」と組み合わせることでオンライン会議の音声も聞き取りやすくなるので、ビジネス用途でも大いに役立ってくれるはずだ。
HDMIを使ったマルチディスプレイ環境を作って、さらに作業効率アップを狙える―入力対応HDMIにも注目
ここまで、ノートパソコンに代わるメインマシンとして「IdeaCentre AIO」シリーズを選んだ理由を説明してきたが、ここからは実際にさまざまなシーンで使って魅力を感じたポイントや、パソコンとしての実力を詳しく紹介していこう。
「IdeaCentre AIO 27RH9」のスタンド左側面には、USB 3.2 Gen2 Type-C端子とマイク入力/ヘッドホン出力コンボ端子がそれぞれ1基ずつ搭載されている。スマホやUSBストレージ、ヘッドホンなど、一時的にパソコンにつないで使う機器のためのポートがアクセスしやすいスタンド側面に配置されているのは好印象。
スタンドの背面には、USB 2.0 Type-A端子が2基のほか、USB 3.2 Gen2 Type-A端子とギガビットLAN端子が各1基ずつ搭載されている。さらに「IdeaCentre AIO 27IRH9」ならではといえる特徴が、HDMI入力端子、HDMI出力端子の2種類を搭載している点だ。HDMI出力端子を搭載するパソコンは多いが、HDMI入力端子まで搭載している製品はあまり見かけない。
HDMI出力端子を使うと、「IdeaCentre AIO 27IRH9」に外付けディスプレイをつないでマルチディスプレイ環境を構築し、表示領域を拡大できる。動画編集などでプレビューを大きく表示したい場合や、資料をたくさん開いて確認しながら文書を作成したいときなど、情報の一覧性を上げて作業効率を上げたいときに役立つ。
また「IdeaCentre AIO 27IRH9」のようにナローベゼルなら、外付けディスプレイと並べてもその隙間は最小限で済むため、画面をまたいでマウスポインターを移動させた際にポインターを見失うことが少なくなり非常に作業しやすい。
HDMI入力端子を使うと、「IdeaCentre AIO 27IRH9」をほかのデバイスの外付けディスプレイやサブディスプレイとして利用できる。ノートパソコンやスマホ、タブレットなどをつなげば、その画面を「IdeaCentre AIO 27IRH9」の高品質なディスプレイ上に大きく表示することが可能。家庭用ゲーム機をつないで、仕事の合間にゲームをプレイして楽しむこともできる。その際、音声は「IdeaCentre AIO 27IRH9」のHARMAN製ステレオスピーカーから鳴らすことが可能だ。
実際にスマホやゲーム機をつないで動画を視聴したりゲームをプレイしたところ、視界いっぱいに広がる映像と包み込まれるような迫力あるサウンドで、没入感たっぷりに楽しめた。