このページの本文へ

最上地域産キノコの香り・食感・味の魅力があふれる! 実力店「麺武者」が放つ滋味深い濃厚醤油ラーメンのトリコ♪

2024年11月29日 12時00分更新

文● 宇都宮梨絵(クリエイティヴエーシー) 撮影●菊田孝志、田附絢也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 山形県の話題店が「ラーメンWalker山形2025」(発売中)読者のために、「ラーメンWalkerスペシャル限定麺」を考案。1か月に1店、「地元愛」をテーマに各店主が工夫を凝らした一杯を披露してくれる。

 2024年最後を締めくくってくれるのは、新庄市の実力店「麺武者」。2024年12月1日(日)〜4日(水)、6日(金)、7日(土)の6日間限定でキノコ尽くしの逸品を提供する。

1日10杯限定! マッシュルームとエノキがふんだんに入ったインパクト大な「KINOKO!」

「KINOKO!」(1100円)

 山形県内でもキノコの栽培が盛んな最上地域に店を構える「麺武者」。店主の阿部竜也さんは「地元の特産品のすばらしさを伝えたくて考えました」と、キノコの香り、食感、味を存分に楽しめるラーメンを作ってくれた。

 まず使うキノコは最上地域舟形町産の超肉厚「舟形マッシュルーム」。「農薬を使わずに栽培されているので、生でも食べられますよ」と阿部さんに勧められ、スライスしたマッシュルームをそのまま試食させてもらった。ふわっと柔らかくも、歯切れの良さも備えている。何より香りがいい!

舟形マッシュルームは風味が微妙に異なるブラウンとホワイトがあり、今回は両方を使用

 さらにもう1つのキノコは最上地域鮭川村産のエノキ。鮭川村はナメコやシイタケ、ブナシメジ、マイタケなどの栽培も行われているキノコ王国で、阿部さんはそれらの中からエノキを選択。軽くソテーするとシャキシャキの食感が際立つ。

 「KINOKO!」のストレートなネーミング通り、まさにキノコの魅力を余すことなく楽しめる醤油ラーメンが完成。醤油ラーメンと聞くとあっさりとした味をイメージする人が多いかもしれないが、豚骨と丸鶏を中心にダシを取った白湯系ラーメンが真骨頂の麺武者。キノコの旨味も溶け込んだスープは、コシのある自家製ストレート麺にしっかりと絡む濃厚さ。全体的に上品ながら、キノコの滋味深い味と香りがガツンとくるインパクトも抜群だ。

 「仕上げ油にマッシュルームオイルを使い、キノコの香りをさらに立たせています」と阿部さんはにやり。上に散らしてあるスライスした生のマッシュルームを、スープや麺と一緒に口に運ぶと、キノコの風味をこれでもかと楽しめる。

「ラーメンを通して、マッシュルームとエノキならではの香り、食感、味の魅力を存分に楽しんでください」と阿部さん

 「麺武者」は2005年に開業。東京のラーメン店3軒で腕を磨いた阿部さんは、出身地の最上町に隣接する新庄市に、当時の山形県内では珍しい動物系と魚介系のダブルスープのラーメン店を構えた。

 オープン当初は白濁したスープが受け入れられないこともあったというが、徐々に常連各が増え、今では行列のできる人気店に。家族で訪れる客も多く、幅広い層の支持を集めている。

 一押しの「特製ガツンらーめん」はカツオ節、サバ節、ソウダ節の風味を生かしたまろやかなスープの醤油ラーメン。こうした定番メニューを大切にしつつ、妻や製麺担当のスタッフと共に新作の考案にも力を注いでいる。

 今回の限定麺「KINOKO!」は阿部さんをはじめスタッフの地元愛、アイデア、技が結集して完成。一見、キノコパスタやキノコそばを彷彿とさせ洋と和の要素も感じられるが、ちゃんとラーメンという唯一無二の一杯になっている。12月に6日間限定で出合える味をぜひ味わってほしい。

カウンターとテーブル席に加え、写真に写っていない場所に座敷も備えている

商業施設が集まる地域の裏通りにひっそりとあるが、昼時はひっきりなしに客が訪れる

「ラーメンWalker山形2025」の購入・詳細はこちら

 今回の限定麺は、2024年11月よりスタートした「ラーメンWalker山形2025」(発売中)の購入読者だけが楽しめる「スペシャル限定麺」企画の一杯。山形県のラーメン界で名を馳せる名店&人気店の店主が、今回のテーマ“地元愛”満点の一杯を考案。2025年4月までの6か月間に計6回開催する。「麺武者」の提供は2024年12月1日(日)〜4日(水)、6日(金)、7日(土)の6日間。

 普段は楽しむことのできない限定麺を味わうためには、「ラーメンWalker山形2025」、もしくは掲載されている「スペシャル限定麺パス」が必須。忘れずに持参しよう!

【実施日】2024年12月1日(日)〜4日(水)、6日(金)、7日(土)。1日10杯限定

【麺武者】

住所:山形県新庄市五日町清水川1280-37

電話:0233-22-3797

時間:11時〜14時30分、夜の部はSNSで告知※スープがなくなり次第終了

休み:木曜

席数:28席(カウンター6、テーブル8、座敷14)

駐車場:10台(無料)

交通アクセス:JR新庄駅より車で約5分

※最新情報は公式X、Instagram、電話でご確認ください

※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker山形2025」、もしくは雑誌に掲載されている「スペシャル限定麺パス」が必要です。食券購入時または注文時に店舗スタッフに提示してください(1人1冊、電子版不可)

【ラーメンWalker山形2025/スペシャル限定麺スケジュール】

◉「三代目 麺家 林商店」/2024年11月2日(土)~6日(水)、8日(金)〜10日(日)※終了

◉「麺武者」/12月1日(日)〜4日(水)、6日(金)、7日(土)

◉「のじ家」/2025年1月1日(祝)〜31日(金)の営業日予定

◉「新旬屋 本店/2月1日(土)~28日(金)の営業日予定

◉「一途一麺 來神」/3月1日(土)・2日(日)、8日(土)・9日(日)、15日(土)・16日(日)、22日(土)・23日(日)、29日(土)・30日(日)予定

◉「ワンタンの満月 酒田本店」/4月2日(水)~30日(水)の営業日予定

■「ラーメンWalker山形2025」の購入・詳細はこちら

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

カテゴリートップへ

もぐもぐ動画配信中!
アスキーグルメ 最新連載・特集一覧