アドバンテック株式会社
~AI×IoTの波に乘れ~
アドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、最新のAI産業用コンピュータ「IPC-730」の発売を発表しました。本製品は、高出力電源、優れた熱放散性能、ATX/mATXマザーボードに対応したフロントI/Oインターフェースを備えています。加えて、CPU/GPUハイブリッドコンピューティング性能と精密に最適化された機械構造により、IPC-730はマシンビジョンおよびエッジAIアプリケーションに最適なソリューションを提供します。高性能CPUおよびフルレングスGPUカードの採用に加え、大容量ATX 3.1電源の搭載により、高性能コンピューティングのニーズに応える設計が施されています。これにより、豊富なI/O接続オプションを提供し、産業用オートメーションおよびマシンビジョン用途のシステム統合の柔軟性を高めています。
企業成長を支えるエッジコンピューティング
スマート製造の需要が高まる中、企業にはリアルタイムデータの処理や予測保全に対応できる強力なエッジAIコンピューティングが求められています。従来の産業用コンピュータでは次世代の性能要件に応えることが難しくなっていますが、IPC-730はこれらの課題を解決するための重要なソリューションを提供します。AI技術の進化に追いつけない企業にとって、IPC-730はデジタル変革を加速させ、より効率的でインテリジェントな生産プロセスの実現をサポートします。
様々なニーズに対応したGPUオプションと最適化された冷却システム
IPC-730は、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いNVIDIA RTX(TM) GPU(NVIDIA RTX A400からNVIDIA RTX 6000 Ada Generationまで)に対応し、顧客のニーズに応じたコンピューティングパワーを提供します。さらに、850Wおよび1200Wの高出力ATX 3.1電源を内蔵しており、ピーク処理時でCPUとGPUに安定した電力を供給可能です。背面には2基の強力なシステムファン、前面にはオプションで2基の補助システムファンを搭載可能で、優れた冷却性能を実現します。また、豊富なI/O機能はエッジシステム統合を容易にし、すべての配線をフロントに集めるシングルサイドI/O設計はケーブル配線とメンテナンスを簡素化し、キャビネットや装置内部に設置するようなケースに最適です。
エッジコンピューティングに最適なソリューション
自動光学検査(AOI)では、大量の画像データをリアルタイムで処理し、精密な解析を行う必要があり、かつ、マシンビジョンシステムには柔軟な拡張性が求められます。IPC-730は、エントリーモデルからハイエンドGPUまで幅広い構成に対応しており、その強力なハイブリッドコンピューティング性能により、検査のスピードと精度を大幅に向上させます。これにより、遅延を最小限に抑え、効率的なリアルタイム処理を実現します。現代のスマートファクトリーの多様な要求に応えるAI IPCとして、IPC-730は最適な選択です。
導入製品
IPC-730
・ATX/uATXマザーボードに対応
・産業グレードのATX3.1 850W/1200W電源を内蔵
・背面のシステム用デュアルファン、前面のシステム用補助 デュアルファン(オプション)で極めて高い放熱効率を実現
・パワフルな450WのGPUカードに対応
・2 ×3.5インチ、2×2.5インチHDD/SSDにデフォルト対応、オ プションのフロントスワッパブル2.5インチHDD/SSDで簡単 メンテナンス
・フロントI/Oのためケーブル配線が容易
NVIDIA RTX 6000 Ada(SKY-QUAD-6000A-48)
・NVIDIA Ada Lovelace GPU アーキテクチャ
・第4世代NVIDIA Tensorコア
・第3世代NVIDIA RTコア
・48 GB GDDR6 メモリ ECC付き
・3 x エンコード, 3 x デコード (+AV1エンコー ド/デコード)により、エッジで効率的なビデオ処理が可能
・高性能で低遅延、効率的なデータ転送を実現するNVIDIA GPUDirect (RDMA)サポート
・PCI-E 4.0 x16インターフェース