このページの本文へ

あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞2024 第39回

1本のサウンドバーで360立体音響が実現!

自宅で映画を見るならソニー「HT-A9000」が最高の選択だ

2024年12月06日 11時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ASCII

提供: ソニーマーケティング株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

サウンドバー1本なのに迫力あるリアルなサラウンドに包み込まれた

 では、実際にどんなサラウンド再生が楽しめるのか、試してみよう。

 ここでは、テレビに65V型の「BRAVIA 9(K-65XR90)」、UHDブルーレイ対応BDレコーダーとして「BDZ-FBT4200」を使用した。テレビとHT-A9000をHDMI(eARC)で接続。スマホアプリ「BRAVIA Connect」を使って、初期設定やWi-Fi設定、「360 Spatial Sound Mapping」の測定などはスムーズに行えた。

いざ試聴。主にUHDブルーレイソフトを使って、4K/HDRの最新の映画を楽しんだ

 まずは、UHDブルーレイソフトの「ゴジラ×コング 新たなる帝国」を見た。地球の地下にある巨大な空間を住処とし、自分と同じ仲間を探しているコングは、密林の中を駆け回り、木の実を食べたり襲いかかる獣と戦ったりしている。そんなコングの動き回る様子を、HT-A9000は臨場感たっぷりに再現してくれた。ストーリーを解説するナレーションやコングの吼え声もクリアで力強いし、巨大な体で駆け回る足音も重量感がある。

 そして、密林の中にいる獣などの鳴き声もあちらこちらから聴こえてくる。まさに自分自身が包み込まれるような包囲感があり、猛獣たちの群れが突進してくるような場面でも、音像が目の前まで迫ってくる。サウンドバー1本で、驚くほどの効果だ。

 次に、大きな音を出すと襲ってくる謎の怪物から人々が生き残る姿を描く「クワイエット・プレイス:DAY 1」を見た。大勢の人が集まる騒音だらけのニューヨークが舞台となって、怪物が人々を襲う。冒頭の繁華街のシーンは、車の音やパトカーの警笛、飛来する軍の戦闘機やヘリコプターの音など、とにかく音が大きい。大都市の喧騒をわかりやすく描いているのだが、HT-A9000はそういった騒がしい音もクリアに、そしてパワフルに再現する。

 何も知らない街の人々がいきなり怪物に襲われるという展開だが、前方からだけでなく、横や後方から現れて人々を襲ってくる場面も実にリアル。パニックに陥ったニューヨークの様子が、その場にいるかのように伝わってきた。

 また、この立体音響の特徴としては、スイートスポットが広いという点も挙げられる。空間全体がサラウンドで包まれるため、視聴位置に関係なく、同等の効果が得られるのだ。家族全員が集まったり、友人をたくさん呼んだりしたときでも、不公平感が生じないのは大きなメリットと言えるだろう。

良好なサラウンドを得られるスペースが広いので、写真のように横にずれた位置から見る場合でも変わらないサラウンド感が得られる

 このように、最強とも思えるサラウンドが楽しめるHT-A9000だが、その恩恵は映画鑑賞のときだけではない。日常的に使える機能も盛りだくさんなのだ。そのひとつが、ステレオ(2ch)音声の立体音響化だ。

 映画のサラウンドを楽しむのは休日などが中心で、日常的にはテレビドラマやネット動画などのステレオコンテンツが主となる人が多いだろう。そこで、HT-A9000では、それらのステレオ音声をAIを活用しつつリアルタイムに分析して、立体音響にアップミックスしてくれる機能も備えている。リモコンの「SOUND FIELD」ボタンを押すだけという手軽さで、広がりのある音場が楽しめた。

リモコンの「SOUND FIELD」ボタンを押すだけで、ステレオコンテンツが立体音響にアップミックスされる

 また、HT-A9000とテレビのBRAVIAを接続すると、主要な操作や設定がテレビ側の操作メニューで連動できるのも便利な点。さらに、対応BRAVIAと組み合わせて、テレビのスピーカーをサラウンドのセンタースピーカーとして活用できる「アコースティックセンターシンク」に対応している点も注目だ。このほか、スマホの音楽をBluetoothでワイヤレス再生したり(LDAC対応)、HDMI2.1パススルー対応によりゲーム時の遅延を抑制したりなど、さまざまな快適機能も見逃せない。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン